24時間で3.7万人から300円ずつ1,120万円の寄付を集めた『PayPayきせかえ寄付』
【更新:2020年3月13日】
きせかえ購入 300円支援額データ
1,308万600円 (+187万2,900円 )
4万3602人寄付 (+6,243人 )
2020年3月13日(金)11時時点
KNNポール神田です。
PayPayはコード決済の時のバーコードのデザインを自由に替えられる『きせかえ』機能を活用して、東日本大震災復興と新型コロナウィルス対策の支援策を2020年3月11日から3月31日の間提供している。
https://paypay.ne.jp/app-view/supportwithpaypay/
■約24時間で3.7万人から1人300円で1,120万円の寄付が集める決済システム
今回の『寄付キャンペーン』で特筆すべき点は、これほど手軽な『寄付』行為ができたことがない事だ。寄付専用ダイヤルに電話をしての課金や、銀行振り込み口座を確認しての銀行振り込み…寄付はしたいけれど、それ以上に面倒な手間がかかっていた。それが、今回のPayPayの『きせかえ』購入はPayPayの残金があれば一瞬にして、『寄付』することができる。しかしながら、きせかえの反映には、約24時間ほどかかるが、1日後にはきせかえの画面が表示される。『カードきせかえ』の画面で自分のバーコード画面を着せ替えることができる。
きせかえ画面は、PayPayアプリの『もっと見る』を押下するとこの位置に現れる。また、バーコードなども画面キャプチャを撮影されると新たなバーコードが付加されてキャプチャされたバーコードは無効化される。
■明確な寄付先と、消費税と手数料最大15%
また、たとえ、寄付をしても、その先の使われ方が不明確だったり、自分の寄付金額がどれだけ目減りせずに、貢献できているのかが見えにくいところも非常に多い。今回のPayPayのきせかえはそのあたりが明確であり、『認定特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン』へ消費税10%を抜いた273円から、手数料最大15%(41円)を抜いた85%(232円)が寄付されることとなる。
■寄付キャンペーンで貢献できる加盟店もいれば…寄付の善循環が可能だ
このPayPayの『きせかえ』の寄付キャンペーンは、すぐに立ち上げることができ、このようにPayPay口座を持っているひとであれば、手軽に『寄付行為』を行うことができるところがポイント。
自然災害大国ニッポンにおいては、この寄付のスタイルはとても重要だろう。
それだけではない…。寄付の目的別の『寄付きせかえ』があれば、寄付をおこなった人の支払画面が明確なので、店舗によれば寄付をした人に、特別なサービスを展開するというような寄付だけでなくリターンも加盟店が提供することができるだろう。
たとえば、今回の支援の『きせかえ』の画面を見せることによって、ラーメン屋さんが、煮玉子ひとつ無料でサービスするなどの、寄付をした人にベネフィットをあたえはじめると、300円以上の付加価値はでてくることだろう。
『寄付』しただけではなく、そこから新たな付加価値を生むことが可能だ。
たとえば、国政選挙などで『期日前投票』に言ったことを『きせかえ』で証明できたら、『選挙割り』のようなことも実現できるだろう。
もちろん、寄付きせかえの画面を見せるとお得になる加盟店もリストアップされ、善意の循環が見える化されることがのぞましい。
支援額は随時、今後アップデートされる予定。
※最下部に支援総額と支援人数が公開されている。