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【サンウルブズ】南ア遠征メンバー28名発表!PR具、HO森、SH矢富、WTBロロヘアの初出場なるか

斉藤健仁スポーツライター
山田をはじめW杯に出場した桜の戦士たち10名も遠征メンバー入り(写真:ロイター/アフロ)

スーパーラグビー開幕から善戦するも3連敗を喫してしまったサンウルブズ。本日(3月24日)から4週間にわたる長期のシンガポール、南アフリカ遠征に出発する。

まず、3月26日の第5節、ホーム扱いであるシンガポールで優勝3回を誇るブルズ(南アフリカ)と対戦。その後、南アフリカに移動し、アウェーで3試合を行う。さらに、4月17日に日本に戻ってきて、その週はホームで、ほぼアルゼンチン代表メンバーで構成されているジャガーズと対戦する(リーグ戦は6月のテストマッチ期間を経て7月まで行われる)。

HO堀江主将が「状態は良くなっている」と実感しているように、チーム状態は決して悪くない。遠征中の早い段階で歴史的初勝利なるか。

サンウルブズの今後の試合日程

第5節 3月26日 対ブルズ(@シンガポール)

第6節 4月2日 対キングス(@ポートエリザベス)

第7節 4月8日 対ストーマーズ(@ケープタウン)

第8節 4月15日 対チーターズ(@フルームフォンテーン)

第9節 4月23日 対ジャガーズ(@東京・秩父宮ラグビー場)

第10節 BYE(お休みの週)

第11節 5月7日 対フォース(東京・秩父宮ラグビー場)

3月23日、サンウルブズの遠征メンバーが28名発表された。通常、スーパーラグビーの遠征メンバーは27名である。だがLOボンドが、前節のレベルズ戦で危険なプレーのため一週間の出場停止を受けたが、遠征メンバーに入ったために28名になったと推測される(ボンドは今週のブルズ戦は出場できない)。

HO堀江主将、LO大野、WTB山田ら2015年のラグビーワールドカップに出場した日本代表10名はもちろん、まだスーパーラグビーに出場してない大学3年生のPR具、HO森、ベテランSH矢富、新加入のWTBロロヘアも遠征メンバー入りを果たした。マーク・ハメットHC(ヘッドコーチ)が「最終的には全選手が試合に出ることになると思う」と言う通り、4人のスーパーラグビーデビューも近そうだ。

今週からチーム練習に合流したWTBロロヘアは、もともと13人制ラグビーの選手で、15人制ラグビーにコードを変更し、昨年のITMカップ(ニュージーランド)ではタスマンで活躍、ハットトリックも記録している。「ハイボールの処理が上手く、爆発力がものすごくあります」とハメットHCが評価するように、WTB山田と並ぶサンウルブズの新たなトライゲッターになるか。

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(今週チームに合流したWTBロロヘア 撮影:斉藤健仁)

また指揮官が「今までの20回くらい南アフリカのツアーにいっていますが、(ケガ人の代わりに)新たに選手を呼ばなかったことはほぼありません。選手をマネジメントしますが、ラグビーはコンタクトスポーツなので限度はあります」と言うように、ケガ人が出た場合は、今回の遠征メンバーに入らなかった選手に声がかかりそうだ(遠征メンバーに入らなかった11名の選手は一度、所属チームに戻り、各自調整するという)。

南アフリカ遠征メンバー28名

PR1 稲垣啓太(パナソニック)☆

PR1 三上正貴(東芝)☆

HO 木津武士(神戸製鋼)☆

HO 堀江翔太(パナソニック)主将 ☆ 

HO 森太志(東芝)※

PR 浅原拓真(東芝)

PR3 垣永真之介(サントリー)

PR3 具智元(拓殖大3年)※

LO 大野均(東芝)☆

LOティモシー・ボンド

LO 真壁伸弥(サントリー)☆

FL/LO 細田 佳也(NEC)

FL/LO リアキ・モリ

FL アンドリュー・デュルタロ

FL エドワード・カーク

No.8 トーマス・レオナルディ

SH 茂野海人(NEC)

SH 日和佐篤(サントリー)☆

SH 矢富勇毅(ヤマハ発動機)※

SO トゥシ・ピシ(サントリー)

SO/CTB 田村優(NEC)☆

SO/CTB 立川理道(クボタ)☆

CTB デレック・カーペンター(トヨタ自動車)

CTB/WTB パエア ミフィポセチ(NTTドコモ)

WTB ヴィリアミ・ロロヘア ※

WTB 山田章仁(パナソニック)☆

WTB/FB 笹倉康誉(パナソニック)

FB リアン・フィルヨーン

()内は日本での所属チーム

☆ワールドカップ2015 日本代表メンバー

※スーパーラグビー未出場

スポーツライター

ラグビーとサッカーを中心に新聞、雑誌、Web等で執筆。大学(西洋史学専攻)卒業後、印刷会社を経てスポーツライターに。サッカーは「ピッチ外」、ラグビーは「ピッチ内」を中心に取材(エディージャパン全57試合を現地取材)。「高校生スポーツ」「Rugby Japan 365」の記者も務める。「ラグビー『観戦力』が高まる」「ラグビーは頭脳が9割」「高校ラグビーは頭脳が9割」「日本ラグビーの戦術・システムを教えましょう」(4冊とも東邦出版)「世界のサッカー愛称のひみつ」(光文社)「世界最強のGK論」(出版芸術社)など著書多数。学生時代に水泳、サッカー、テニス、ラグビー、スカッシュを経験。1975年生まれ。

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