【福岡市博多区】博多に新たなレトロの息吹!山田全自動の新感覚古書店がオープン
山田全自動さん(以下、山田さん)は、江戸時代の町人が福岡の「あるある」ネタを繰り広げる「山田全自動のあるある日記」というブログで有名な方なのです。
その他にも「Y氏は暇人」という名前や、本名である「山田 孝之」という名前でも活躍されている、ブロガー/イラストレーター/執筆家/WEBデザイナーという様々な側面を持つ方です。
この山田さんが、2024年の4月26日に古書店を開業したので行ってきました。
「ふるほん住吉」は以前カフェだった場所で、以前の内装を生かし、レトロ感漂う店舗となっています。
山田さんは新書、古書問わず毎日本屋さんに通うくらいの本好きで、自身の古本屋さんを持つのが夢だと話してくれました。
「ふるほん住吉」には、小説、雑誌、カセットテープ、レコードなど多種多様な品揃えで、店内を見ているだけで楽しくなり、どんどん時間が過ぎていきます。
週刊誌が40円です。時代を感じますね。
カセットテープも充実しています。
古いパンフレットなども売っています。
店内に流れるBGMは古いラジカセから流れるラジオです。
いわゆる、「エモい」という雰囲気ですね。もしくは「激レトロ」とでも言うのでしょうか。
山田全自動さんの今後のビジョン
山田さんは、クリエイティブ系の仕事をしているなかで、AIの台頭による仕事の変化を感じているそうで、「AIに出来ない仕事を作る」というコンセプトを元に考えた結果が古本屋さんだったようです。
また現在は前述したように複数の名前で活動されていますが、今後は「山田全自動」1本に集約していきたいということも話をされていました。
ちなみに、この「山田全自動」という名前ですが、福岡出身の俳人「吉岡禅寺洞」から取ったそうです。ネーミングのネタ元のチョイスの仕方も渋いです。
これだけ雑多な種類を揃えている古本屋さんですが、仕入は、お客様からの買取ではなく、福岡古書組合が開催する古書市場(組合員が古書を持ち寄って売買を行うクローズドな交換会)で仕入をしているそうです。
現在は、全体のバランスを考えて仕入をしていますが、今後は客層などもみながら仕入を調整していくそうです。