Yahoo!ニュース

【ガーデニング】今年は枯らしたくない! 購入した「花かんざし」を夏越しさせて、来年も咲かせる管理方法

sakuraグリーンアドバイザー ガーデニングYouTuber

まだ寒い早春の頃からお店に並ぶ「花かんざし」。

茎の先端に咲く白い花、
花びらをさわるとカサカサと音をたて
細い葉も可愛い、花かんざし。

お店でも「花かんざし、ありませんか?」と
よく聞かれました。

寒さに強く、春が来る前から咲き始め、
次々と可愛い花を咲かせます。
花持ちもよく、長い間楽しむことができますね。

花かんざしは多年草

2022年 プランターに寄せ植えした花かんざし
2022年 プランターに寄せ植えした花かんざし

花かんざしは多年草ですが、
暑さに弱いため、
1年草扱いされていることが多いです。

来年も咲きますか?」と聞かれることも多く、

暑さに弱く、蒸れて枯れることが多いこと、
梅雨前にバッサリ切り戻して
夏は涼しいところで管理することを
ご説明しています。

昨年の購入苗を夏越しさせてみた

昨年は寄せ植えにしていたため、
植え替えなければ夏越しは難しそうでした。

植え替えはあきらめ、育てた株の茎を切り取り、
4月末に『挿し芽』をしてみました。

挿し芽後、約1カ月
挿し芽後、約1カ月

挿し芽用の土をビニールポットに入れ
花かんざしの茎を数本挿していました。

水切れしないように管理し、
約1か月後。ビニールポットを外してみると
根が底まで到達していました。

花かんざし、挿し芽からの
発根はしやすいようです。

挿し芽が成功していたので
こちらを植え替えて、夏越しチャレンジしました。

蒸れないように切り戻す

花かんざしの購入株は、梅雨以降は
蒸れて、内側の葉が黒くなってきます

こちらは昨年の株元の様子です。

風通しが悪く、内側から蒸れて枯れてきます。

一方、こちらは今年の株元。
挿し芽した部分が、すでに「木質化」し
木のようになっていますが
風通しはよさそうです。

ですが、こちらも梅雨前には
株の高さの3分の1ほどの高さにまで
短めに切り戻します

来年のために植え替える

切り戻した時に、枯葉や黄色くなった葉は取り除きます。

取り除いても、新しい葉が出てきますよ。

昨年はビニールポットから
6号の鉢に植え替えました。

切り戻したら、
今年はもう一回り大きな鉢に植え替えます。

花かんざしの根は細く、強くはありませんので
根はあまり崩さないで植え替えます。

植え替え後の管理

植え替え後は、夏の直射日光は避け
明るい日陰に置きます。

雨に当たると、
蒸れて枯れる原因になりますので
なるべく雨が当たらないような軒下などで
管理することをおすすめします。

夏の間は肥料は必要ありません。
秋になってから活力剤や液体肥料を与えます。

秋になると元気になり、成長してきます。

この時に茎をカットしてあげると
枝数が増えますので、春のお花の数も増えますね。

冬は雪や霜を避け、
夏同様に軒下などで管理します。
ある程度の寒さには耐えますが、
極端な寒さからは守ってあげてください。

今年も夏越しして、
来年はもう一回り大きな株に成長しますように。

みなさんも、購入した花かんざし
夏越しチャレンジしてみてくださいね。

グリーンアドバイザー ガーデニングYouTuber

季節のお花、管理の仕方、お庭DIY、ガーデニングライフをYouTubeで配信しています。植物を楽しんでいきましょう。グリーンアドバイザー

sakuraの最近の記事