【京都市東山区】商店街盛り上げよう! 地域行政区の枠超えて、商店会や住民、企業、学生らがあったか応援
京都市内の商店街が地域や行政区の枠を超えて協力し合う取り組みが具体的に進みつつあります。その仕掛け人たちは誰なのか? 2023年1月19日、東山区の今熊野商店街で行われた街歩きに同行してみました。
「ふとん着て寝たるすがたや東山」とその優美な姿が歌われる東山連峰の麓は、高台寺や清水寺、泉涌寺、今熊野観音寺、東福寺といった有名寺院、観光スポットが目白押しの人気エリアです。一方で、そのラインには、閑静な住宅街や工房、商店街などが広がっています。今熊野商店街もその一つ。
その商店街に、「みらくまの」と命名されたコミュニティースペース・レンタルギャラリーがオープンしたのが2022年の10月の事でした。この日、訪れて見ると、今熊野商店街振興組合事務所の1階スペースが、総ガラス張りの開放的でおしゃれなスペースに生まれ変わっていました。中には何やらたくさんの人が!
今熊野商店街振興組合の若手たちで構成するkoguma会の下に集まったのは、京都府内の元気な商店街づくりのサポーターとして活躍する商店街創生センターが、2021年から2022年にかけて開催した「商店街これかラボ」を卒業した1期生、2期生の精鋭たちです。メンバーは、センタースタッフ始め、商店会や振興組合の役員、学生、地域住民、地域活性化に取り組む企業、団体、メディア関係者、行政関係者と実に多彩。
新京極商店街振興組合、新大宮商店街振興組合、長岡京セブン商店会、男山中央センター商店街、2022年に誕生したばかりの東寺道親交会などの役員らとともに、京都府商店街アドバイザーとして活躍するメンバーたちの集結となりました。
今熊野商店街振興組合の副理事長でもあり、2022年に結成されたkoguma会のリーダーでもある長宗勢一さんは、「衰退しつつあった商店街がコロナ禍でさらに打撃を受けました。ようやく若手を中心に、なんとか盛り上げようとの声が上がり、みらくまのオープンにこぎつけた中で、こういった応援は何より心強い」と話します。
メンバーたちは、koguma会メンバーの案内の下、グループに分かれて、商店街や、この間増えてきている新しいお洒落なカフェ、周辺の観光スポットなどを歩いて調査しました。帰ってきた後は、商店街の老舗末廣屋さんの美味しい和菓子の差し入れをいただきながら、わいわいがやがや今熊野商店街の未来について語り合いました。
この日は、「みらくまの」で、地元のママさんたちが集まって会合なども行われていました。今熊野商店街では、2023年1月22日に、「東側アーケード改修記念 もちつき」も開催されます。今、勢いのあるホットな商店街へ一度訪れて見てください!
コミュニティスペース&レンタルギャラリー「みらくまの」(外部リンク) 京都市東山区今熊野椥ノ森町41-12(今熊野商店街振興組合事務局宛) 075-525-4372