『あらぁ、大きくなったわねぇ！』

このセリフがあちらこちらで飛び交うであろう「お盆シーズン」。ご先祖さまを含めて身内の帰省や、親戚が大集合する時期だけに迎える側は大忙し！

『夕飯に何を食べさせようかしら・・？』
『布団を干して・・掛け布団に敷布団に・・・』
『何か気の利いたお茶菓子あったかなぁ・・』

などなど、一般的にお盆シーズンは、誰もが「いつものルーティン（いつもの習慣）」を「お盆のルーティン」に切り替える必要がある、スペシャルな時期だ。

さて、この記事ではそんな大忙しの時期に抱える「おもてなし」の悩みの1つ、お茶請け（おちゃうけ ）に注目し帰省してくる娘・息子などの身内に加え、県外からの来客におすすめのお菓子をご紹介。それは夏でも安心な溶けない「常温保存可能」な長持ちタイプのもので、そして「東松島」という部分にポイントを置いて厳選した、5種類の焼菓子だ。早速、ご紹介していこう！

今回選出した焼菓子たちは、東松島市矢本地区にお店を構える「パティスリー・ジュリアン」の商品。これらは5種類の異なる「形状」「味」「食感」で、ついつい来客用に用意したつもりが全部自分で食べ比べをしたくなる、そんな誘惑に駆られる'魅力的な5種'だ。

上記写真の番号順にご紹介していこう！（※4番の「大豆のダックワーズ」は別途ご紹介）

1、米粉のクッキー：
東松島産の米粉を使用した'大人ココア味'のクッキー。アーモンドスライスが絶妙なザクザク食感を生み出していて、そこにほろ苦のココア生地が最高。深煎りのコーヒーに合いそうな味だ。

2、コーンなクッキー：
東松島市矢本の特産物「とうもろこし」を使用したクッキー。1包装に2枚入りで見た目は非常にシンプルで、クッキーの間にクリームや砂糖などの飾りも無し。その理由は、'飾らなくても美味しいから'なのだ。ほんのりと「とうもろこし」の豊かな甘みと、とても軽い「サクッ」と食感がやみつきになるクッキーだ。

3、のりパイ：
東松島市といえば「海苔」。その香り高さと味は、筆者が思うに他所とは比べ物にならないほど良質。美味しい。その極上の海苔を、なんとパイ生地に閉じ込めて「ぐるり」と一巻きして焼き上げたというもの。パイの中にちゃんと海苔の香りが生きていて、これが面白い！おそらくお酒にも合いそうな、じわじわと後を引く味だ。

4、大豆のダックワーズ：
後ほど、詳細をご紹介！

5、バターどらやき：
ポイントは美しい「焼き目」とたっぷり「バター」。表面の焼き目が見事な「迷彩模様」を描いていて、なんとなく筆者は航空自衛隊松島基地の存在を思い浮かべた。厚めのふんわり生地に挟まれているのは、甘さ控えめの粒あんに存在感大の角切りバター！ふんわりとした粒あんの優しい甘さの中に、バターのコクと塩味が絶妙。洋風でおしゃれなどらやきだ。

これら5種の中でも、筆者が感動したのが4番の「大豆のダックワーズ」。手のひらサイズのコロンとした楕円形のお菓子で、2枚の生地でクリームを挟んだもの。生地とクリームに東松島産の「大豆（だいず）」を使用していて、パッケージを開けると「きな粉（※大豆を乾燥させて粉末にしたもの）」の香りがフワリと広がるのだ。
指で生地を軽く押してみると「ふかふか」と心地良く、一口頬張ると間に挟まれているコクのあるクリームと、その生地とがしっかりと握手を交わしているかのような、最高の相性なのだ。

最も感激した部分が、表面の「サックサク」の部分（上記写真参照）。メレンゲなのか、砂糖？それとも大豆粉なのか、筆者は初めてこの食感を味わった。まるで雪のような、綺麗なヒビ割れをしている表面部分は、かなり軽めのさっくりとした感触に、ほんのりと甘いきな粉の風味を感じて、これがとても上品でいて美味しい。この食感をぜひ皆さんにも味わっていただきたい！おすすめだ。

今回の記事は、夏のお盆時期の「おもてなしお茶請け」として、パティスリー・ジュリアンの5種類の焼菓子をご紹介した。久しぶりに顔を合わせる人々と共に、東松島市のお菓子で素敵な夏の時間を過ごしてみてはいかがだろうか？みんなの楽しい笑い声に、きっとご先祖さまも思わず「フフッ」と微笑むかもしれないぞ。