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上海横浜友好園の睡蓮が見頃です【横浜市中区/本牧市民公園】

いちみ地域ライター(横浜市)

2016年から営業休止中だった「本牧市民プール」の再整備内容を横浜市が発表しましたね。流水プール・ウォータースライダーなどの遊泳施設の他、バーキューやキャンプ場もできるそう。2023年7月に再オープンとのこと、いまからとても楽しみです。

本牧市民公園に行ったら「三渓園」側にも足を運んでみてください。中国の旅行気分が味わえる「上海横浜友好園」の池の睡蓮がきれいに咲いていました。

上海横浜友好園

上海横浜友好園は、1989年に横浜と上海の友好都市提携15周年記念と、横浜市制100周年と開港130周年のお祝いを兼ねて上海から寄贈された「中国江南様式の庭園と建築」です。老朽化のためしばらく閉鎖していましたが、復旧工事を経て2021年7月に再オープンしました。

9時~16時の間は自由に見学できます。

メインの「玉蘭庁」から池にかけられた「曲橋」、六角屋根のあずまやの「湖心亭」、「竹門」などで構成されています。

庭院

門をくぐると玉蘭亭の手前に「庭院」があります。その外構には、撤去した初代湖心亭の棟飾りが保存展示されているので、赤い扉から外に出てみてください。

解体復元時に残した湖心亭の頂部にあった初代の棟飾りです。「セン」といわれる中国の焼きレンガを組み合わせて造られていたそうです。

玉蘭亭

玉蘭庁(ぎょくらんちょう)の中は休憩室になっています。伝統的な中国家具(清式家具)や棚に展示された香炉や壺などの調度品も当初に上海より寄贈されたものだそう。

竹門から湖心亭へ続く曲橋
竹門から湖心亭へ続く曲橋

窓から三渓園側の美しい景色を眺めることができます。「欄干(手すり)は木製でもたれかかると破損して危険ですのでお手を触れないようにお願いします」と書いてあります。ご注意ください。

曲橋

玉蘭庁から湖心亭へ続く曲橋。その長さは約50mで、角を曲がるたびに異なった景観を楽しめるように配置されているそうです。橋からの睡蓮も様々な角度で楽しめました。

水面一面の連の花と景観

白くてかわいらしい蓮の花がたくさん咲いていました。6月末から7月にかけてが見頃でしょうか。

上海横浜友好園の植栽は建設当時のものを復元し、上海市の「市の花」でもあるハクモクレンをはじめ、アンズ、ウメ、シダレヤナギ、ヤマザクラ、チャイニーズホーリー、ソケイ、 ナンテン、ボタン、シャクヤク、トクサ、リュウノヒゲ、タマノカンザシ等が植えられています。

池の中央の「石灯籠」は、中国古代の伝統的な形式の純白の大理石で造られたもので、水面に映る玉蘭亭や曲橋、崖が一景をなしとても美しいです。蓮のシーズンにはまた違った雰囲気を楽しめるのでお出かけになってみてはいかがでしょうか。

基本情報
■横浜市中区本牧三之谷59
本牧市民公園内
■045-623-8747
本牧市民公園指定管理者(レストハウス内事務所)
■9:00~16:00
■第3月曜休館・年末年始
台風などの悪天候時も休館
■ペット可
■駐車場あり(1時間200円)
■バスの場合「本牧市民公園」下車
「根岸駅」より市営バス7~8分
「横浜駅」「桜木町駅」より30分

地域ライター(横浜市)

愛犬とのおでかけ情報を発信する「つつじろぐ」他複数サイト運営。観光地だけではない横浜の魅力を、地元目線でお届けします。戸塚区・港南区・栄区が多めです。

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