【高岡市】シーズン到来! 農家直売、採れたての「くによしりんご」を召し上がれ! 直売所にはファン多数
高岡市国吉では、特産の「くによしりんご」の販売が始まっています。採れたての美味しいりんごを求めて、たくさんのお客さんが訪れていますよ!
この日、選別所と共有する建物内では「陽光(ようこう)」という品種が販売されていました。大きさによって価格が変わります。10月初旬のこの時期は「陽光」と「紅玉」という品種が並ぶそうです。紅玉は、アップルパイなど加工に向いている品種ということは有名ですが、陽光とはどんな味がするのでしょうか、気になります。
そんな方には試食もあります。味見ができれば安心して購入できますね。陽光のお味は、甘みと酸味があって、しゃくしゃくした歯触りも心地よい! とっても美味しいです!!
「通常りんごは、木の上に実をつけてから、約150日ほどで収穫しますが、くによしりんごは1ヶ月以上長い約200日もの間、木に実らせて収穫します。なので、りんご本来の甘味や旨味がしっかりとしていて、濃いんです。」と、国吉農林振興会の伊東さんよりうかがいました。富山県だからこそ栽培できる方法なのだそうです。通常りんごの木は樹齢5年以上で実をつけます。くによしりんごの木は樹齢30年ほどのものが多く、りんごの木としてもっとも美味しい実をつける良い時期だそうです。
店内ではりんごジュースや、りんごジャムの販売もされています。りんごジュースは、先日ギネス記録に挑戦した、開町記念の乾杯リレーに使用された、高岡市民なら誰でも知る商品なんですよ。2022発売の新商品のジャムは以前ご紹介した「むつみ」さんが製造しておられます。
品種ごとにジャムを製造しておられます。同じ製法でも、品種ごとに色が微妙に違うのがおもしろいですね。「光熱費とか材料費が上がって大変やけど、伊東さんらち頑張っとるからさ。」と手作業でりんごジャムにラベルを貼りながら、むつみさんがおっしゃいます。
今回店頭では出会えませんでしたが、「りんごチップス」もあるそうです。どれもりんごの甘みを生かした商品で、添加物等は使用していません。加工品は、そのままでは販売できない未利用りんごを使用しているそうです。生のりんごが流通しないシーズンにも、くによしりんごを楽しんでもらえるよう、工夫がされています。
皮に傷があったり、小ぶりなもの、皮の色付きが悪い、B品の販売も直売店だからこそ出会えます。また、10月中旬には、ファンの多い「こうたろう」、酸味と歯応えが美味しい「秋映(あきばえ)」、香り豊かな「王林(おうりん)」が、11月から12月にかけてのサンふじが登場する予定だそうです。りんごの木のオーナー会員証の作成の事務作業をしながら、伊東代表理事は「寒くなるにつれてどんどんりんごは美味しくなります。美味しいりんごを食べて国吉のりんごを知って、農業に興味を持ってもらえたら。11月からの摘み取り体験もたくさんの方に来て欲しいです。」と語ります。摘み取り体験はお店に申し込み用紙がありますので、ご家族お友達揃って、ぜひご参加ください。旬のりんごを楽しみながら地域の農業について知識を深めたいですね!