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【神戸市】43年前に神戸で開催された博覧会 「ポートピア'81」の跡地を巡ってみた

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神戸で開催されたポートピア

ポートピア会場跡地の現在の地図。
ポートピア会場跡地の現在の地図。

2025年に開催される大阪・関西万博がなにかと話題になる時期ですが、万博ほどの規模ではありませんでしたが過去には神戸でも博覧会が開催されました。正式名称は「神戸ポートアイランド博覧会」ですが「ポートピア」との愛称で呼ばれていた地方博覧会です。
大阪・関西万博の話題が出るにつれポートピアのことも気になり、それならばと跡地を訪ねてみました。東側の会場だった場所は、上の地図でポートライナーの中埠頭駅からみなとじま駅の路線で囲まれた枠内にあたります。今回はこの枠内での跡地を巡ります。

ポートピア開催時から現存する建物は少ない

神戸プラネタリウムシアターと神戸館だったバンドー神戸青少年科学館。
神戸プラネタリウムシアターと神戸館だったバンドー神戸青少年科学館。

ポートピア開催当時の展示館で同じ場所に残っているもののひとつとして見つけたのが、神戸プラネタリウムシアターと神戸館だった建物。現在はバンドー神戸青少年科学館として営業を続けています。神戸プラネタリウムシアターと神戸館は、当初からポートピア終了後に合併し神戸市立科学博物館となることが予定されていました。
プラネタリウムシアターは当時は赤白のカラーリングでしたが、現在は黄色に変わりその見た目から「プリン」などと呼ぶ人もいるのだとか。

ポートピアホテルも開催時からある建物。
ポートピアホテルも開催時からある建物。

展示館ではありませんが、ポートピアホテルも開催時から残る建物です。市民広場越しに見るポートピアホテルの風景は当時とあまり変わらない場所かもしれません。

中央広場だったと思われる場所。
中央広場だったと思われる場所。

ポートピア会場中央には中央広場が設けられていました。当時の会場図を見ると中央広場から広がる様に設計されていました。この中央広場の場所を当時の会場図から探り求めた場所がこの交差点あたり。ここが正確な位置ではないかもしれませんが、当時はカラフルな花壇が並べられた憩いのスペースともなっていたようです。

ここはポートピア開催当時と変わらぬ風景かも。
ここはポートピア開催当時と変わらぬ風景かも。

地方博のブームの先駆けとなったポートピア。43年も経ったいまはほとんどその面影を感じることはできませんでしたが、ポートライナーの軌道を見上げていると当時の新しい時代への期待感のようなものが想像できるかのようでした。
今回はたどり着けなかった跡地を探してみるのも楽しそうです。

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神戸大好きのBest Kobeは「大人の知的好奇心を満たす神戸の記事」をお届けするWebメディアです。 執筆者は著書も多数ある経験歴長いフォトライターが担当。歴史的文化遺産の保存を推進する兵庫県ヘリテージマネージャーの肩書も。神戸港開港以来の深い歴史や多彩な文化からなるトピックをハードルを下げてわかりやすくお伝えるように心掛けています。さらにサブカルチャーやイベント、季節の出来事など神戸の街を歩いて見つけたニュースもお届け。Best Kobeのおすすめ記事がLINE で配信されています。関連サイトのリンク先から友だち追加してみてください。

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