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【町田市】売り切れ続出の「米粉スイーツ」のお店が登場!小麦粉じゃなくて米粉なのはなぜ?

tamamim旅するフォトライター(町田市)

「日本、やっぱり米の国」は、東京都で実施している「米粉パンを食べよう!TOKYO JAPANキャンペーン」のキャッチフレーズ。米粉パンまたはスイーツが食べられるお店は東京都ではまだ多くはないですが、その一つが町田市にあります。2024年3月鶴川にオープンした「Tokyo 米粉 Cakes」は、小麦アレルギーになった経験から米粉のお菓子を作り始めたオーナーが運営するお店。この記事では米粉スイーツの一つ「スコーン」を中心に焼き菓子をご紹介します。

米粉パンを食べよう!TOKYO JAPANキャンペーンとは?

ロゴ掲載元:東京都公式ホームページ
ロゴ掲載元:東京都公式ホームページ

輸入小麦の価格が高騰する中、東京都が2022年に開始したキャンペーンが「米粉パンを食べよう!TOKYO JAPAN」。小麦の代わりに米粉を使ったパンの普及を推進するもので、2024年10月時点で125店舗が参加(東京都全体)しています。

町田市で米粉パンまたはスイーツを販売しているお店は4店鋪(こちらのサイトで検索が可能/4店舗は2024年10月時点の数)。米粉は扱いが難しいと言われているからなのか、数は多くありません。

なぜ「小麦粉」ではなく「米粉」を扱うお店をオープンしたのか

「Tokyo 米粉 Cakes」のオーナー山口さんが米粉を使ったお菓子やパンを生活に取り入れるようになったきっかけは、ある日突然小麦アレルギーが発症したことから。

全ての小麦粉を避けることは、現代を生きていく上では到底できませんが、せめて、小麦粉を摂取しなくても済むなら、米粉で代用がきくなら、できるだけ小麦粉の摂取量を増やさないようにしてあげたい。自分の子供にも、他の子供にも。ブログより引用

小麦アレルギーに悩まされた経験を経てオープンしたお店が「Tokyo 米粉 Cakes」

オープンに至る経緯はブログをご覧になってくださいね。オーナーのこだわりや思いが綴られています。


お店にはシフォンケーキやスコーンを中心に、米粉を使ったお菓子が並びます。

スコーンを始めとする「米粉スイーツ」2つのこだわり

お店でこだわっていることは2つ。

  • 原材料は全て自然由来の安全に配慮された食材を使用
  • 保存料は使用せず

お店の主材料である米粉は新潟県産の自然栽培米を利用、砂糖は白砂糖ではなくミネラルが豊富なすだき糖やきび砂糖油は米油、そして卵は町田市産の新鮮な卵を使っています。


自然栽培米ってなんだろう?と思い調べたら、農薬や化学肥料を一切使用せず自然の力に依存した農法で栽培されるお米のこと。選んでいる材料からもオーナーのこだわりが伝わります。

店内に並ぶのは「シフォンケーキ」「スコーン」をはじめとする米粉スイーツ

店内にはショーケースに入ったシフォンケーキをはじめ、スコーンなど米粉を使った焼き菓子が並びます。シフォンケーキは4〜6種類、スコーンは2〜3種類。他にも「厚焼きクッキー」「バタークッキー」「シフォンラスク」などがラインナップ。

筆者が選んだのは「スコーン3種(プレーン、チョコチップ、クランベリー)」「厚焼きクッキー」「バタークッキー2種」「シフォンラスク」。取材のお礼にと別途シフォンケーキを1個いただきました。ありがとうございます。※シフォンケーキは別の記事で紹介します。

スコーン(左から1番目、2番目)、厚焼きクッキー(中央)、バタークッキー(右から2番目)、シフォンラスク(右)どれも米粉スイーツ
スコーン(左から1番目、2番目)、厚焼きクッキー(中央)、バタークッキー(右から2番目)、シフォンラスク(右)どれも米粉スイーツ

米粉スコーンはオーブントースター 720-750wで約5分焼くことで、焼きたてのサクサク感を味わえます。

コロンとした形がかわいい「米粉スコーン(プレーンとチョコチップ)」はこちら。厚みがあるので小さくても食べごたえがあります。

食べる前にトースターで温めたら、表面がカリッとして、まるで焼き立てを味わっているかのよう。米粉のお菓子はもっちりしたものが多いですが、この米粉スコーンはサクサク、口の中でほろほろっと崩れます。1個あたりカロリー約68kcalというのも嬉しい。筆者は米粉のわずかな甘さを楽しむためにそのまま何もつけずに食べましたが、小麦粉のスコーン同様、ジャムやクロテッドクリームも合いそうです。

「チョコチップスコーン」はアクセントにチョコレートが入っているので、チョコの甘味が感じられてそのままで美味しくいただけました。

「米粉の厚焼きクッキー」は口に入れた瞬間、香ばしいバターの風味とアーモンドのコクが広がる...。噛むたびにホロっと崩れながらもしっかりとリッチな味わい。「米粉のバタークッキー」はサクサク食感が楽しい。小さいのでデスク脇に置いて仕事の合間に食べるのにも良さそう。スコーンにクッキー、どれも美味しくいただきました。ごちそうさまでした〜。

世に出まわっているお菓子はほとんどが小麦粉を含みます。「アレルギーがあって食べられない」「できるだけグルテンを避けたい」そんな人にも嬉しい米粉スイーツ。近い将来、米粉のパンにも挑戦したいと笑顔で話してくれたオーナーの山口さん。材料にこだわりを持つオーナーが作る米粉パンを筆者も心待ちにしたい。

美味しいこだわりの米粉スイーツを求めて、ふらり出かけてみてはいかがでしょうか。オーナーが素敵な笑顔で迎えてくれますよ。

お店のお休みや新作はInstagramなどで発信していますので、フォローしてチェックしてからお出かけしてくださいね。

※2024年10月時点のメニュー・価格です。

【Tokyo 米粉 Cakes - 米粉スイーツ専門店 -】
住所:東京都町田市鶴川2-2-35-1階
OPEN:月〜金 8:00〜16:00
定休日:土日祝 *不定休あり
駐車場:なし
アクセス:小田急線鶴川駅から徒歩約17分 / 鶴川駅からバス[鶴11]鶴川団地行き「鶴川一丁目」下車徒歩約3分
URL:公式ホームページ / Instagram / X

取材協力:Tokyo 米粉 Cakes オーナー山口さま

旅するフォトライター(町田市)

旅ブログ「旅とカメラと日々の雑記帳。」にて旅のお役立ち情報を発信中。渡仏歴17回フランスの田舎を巡り暮らすように旅することも。Nikonのミラーレスカメラを愛用。行ってみたいと思えるような町田市の魅力をお届けいたします。第57/59富士フィルムフォトコンフォトブック部門優秀賞受賞。2024年2月/3月度MVA受賞。

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