豚骨や鶏ガラの動物系と魚介系のダブルスープに低加水率の麺が特徴の「旭川ラーメン」。

生まれも育ちも旭川の筆者は、子供の頃から食べ親しんだ「旭川ラーメン」が好きです。

サラリーマンの時には、東京や名古屋に出張する度にラーメンを食べ歩きましたが、その時に思ったのは「やっぱり、昔ながらの旭川ラーメンの方が美味しい」ってこと。

そんな筆者が「こりゃ旨い！」と大満足したつけ麵があります。

そのつけ麵を提供しているお店は、旭神3条2丁目にある『麺処 ajito（あじと）』です。

開業したのは2020年５月。この建物は以前「らーめんゑびす家」が営業していた場所で、『麺処 ajito（あじと）』の店主は「らーめんゑびす家」で勤めていた方とのこと。

ラーメンだけでなく、油そばやまぜそばなど旭川では珍しい麺料理も提供している『麺処 ajito（あじと）』で、特に人気なのがつけ麵です。

辛つけ麺、トマトつけ麺、黒ゴマ坦々つけ麺など、ちょっと変わった味のつけ麵もありますが、今回は最も注文する人が多いという「濃厚豚骨魚介つけ麺」を頂きました。

出てきたスープは、ぐつぐつと煮立っていて湯気と一緒に、魚介の良い香りが立ち上ります。

以前、１度来た時にはこんな風にスープが煮立っていなかったので、最後まで熱々で食べられるように改良したのでしょうね。

豚骨と鶏ガラをじっくり炊き上げ、魚介の香りと旨みを加えた濃厚なスープはクセになる味。

特製の平打ち麺は、モチモチとしっかりとした食感。脇を固めるチャーシューもきれいな桜色をしていて、美しい盛り付けですね。

太い麺に負けない濃厚な味わいのスープは、表面に浮かべられた魚粉を混ぜることで、さらに旨さが増します。

なお、残ったスープはスープ割りして飲んだり、ライスを入れておじやで楽しめます。