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雨の日こそカメラを持って出かけよう!雨の日フォトの魅力と撮り方【撮影のコツ解説】

Akiブロガー / くらしフォトグラファー

日本各地で梅雨入りして雨の多い季節になりました。雨の日はお出かけを控える人も多いかもしれませんが、実は雨の日こそ積極的にカメラを持って撮影に出かけてみてほしいです。雨の日でないと撮れない写真、雨の日だからこそ残したい写真があります。

今回は魅力的な雨の日フォトを撮るアイデアを紹介します!

雨の日は暗く落ち着いた雰囲気が良い

雨の日は空が雲に覆われて昼間でも薄暗くなります。それが苦手という人もいるかもしれませんが暗いからこそ、写真に撮るとそれがかっこよくておしゃれな雰囲気に見えます。

雨の日の大阪・新世界。ちょっとダークでディープな雰囲気が面白い。
雨の日の大阪・新世界。ちょっとダークでディープな雰囲気が面白い。

雨で濡れる窓越しに見る海と明石海峡大橋。ひんやりとした空気が伝わるかっこいい写真になった。
雨で濡れる窓越しに見る海と明石海峡大橋。ひんやりとした空気が伝わるかっこいい写真になった。

観光地を訪れたときに雨が降っていると残念に思う人が多いかもしれませんが、せっかくカメラを持って出かけているならその風景をいかに魅力的に写真に残す方法を考えてみましょう。晴れの日では撮れないかっこいい写真を撮るチャンスです。

雨の日フォトを撮るコツ

具体的にどうすれば素敵な「雨の日フォト」が撮れるのか、その方法を考えてみましょう。

水滴や濡れた質感に注目する

まずは雨に濡れた様子を観察するところから始めてみましょう。例えば雨に濡れた植物はしっとりして色が深く見えます。

雨に濡れた紫陽花。葉の緑や花の青が濃く見えてきれいです。
雨に濡れた紫陽花。葉の緑や花の青が濃く見えてきれいです。

濡れた表面は色が濃く見えるだけでなく、光を反射するきらめきも美しいです。

光を反射する雨の日の紫陽花。
光を反射する雨の日の紫陽花。

また、雨は被写体を魅力的にするだけでなく、雨でできた水滴はそれが主役になるくらい魅力的な被写体です。

松の葉につく水滴。
松の葉につく水滴。

もしマクロ撮影ができるカメラやレンズを持っていたらぜひ使ってください。葉にのった水の粒や、濡れた植物の質感やきらめきがきれいに撮れます。

葉にたくさんのる水滴は宝石のようにきらめく。
葉にたくさんのる水滴は宝石のようにきらめく。

雨の中、水滴がのる葉っぱを探すのも楽しいです。葉っぱにたくさんの水滴がのっている様子はとてもきれいです。

蜘蛛の巣があつめる水滴。
蜘蛛の巣があつめる水滴。

ほかにも蜘蛛の巣がないかぜひ探してみてください。蜘蛛の巣には水滴がたまりやすくて、これもやはりキレイです。

傘の見える景色を切り取る

雨の日の街の景色でぜひ注目してみてほしいもののひとつに「傘」があります。傘は雨の日だからこそ見れるアイテムで、その形や色も様々で被写体として面白いです。

雨の日の紫陽花とそのそばを歩く若者。傘のおかげで人の顔が見えないのも趣があって良いです。
雨の日の紫陽花とそのそばを歩く若者。傘のおかげで人の顔が見えないのも趣があって良いです。

雨の日の夜桜見物。人が写っていなくても、雨のなか多くの観覧客が訪れている様子がわかります。
雨の日の夜桜見物。人が写っていなくても、雨のなか多くの観覧客が訪れている様子がわかります。

水たまりの映り込みを探す

雨の日は道も濡れてその水たまりが光を反射したり、水たまりに景色が映り込みます。そういった水たまりを探して写真を撮ってみてください。

雨の日の中華街。夜を照らすランタンの飾りつけなどが水たまりに映って幻想的です。
雨の日の中華街。夜を照らすランタンの飾りつけなどが水たまりに映って幻想的です。

水たまりに映るもうひとつの神戸ポートタワー。
水たまりに映るもうひとつの神戸ポートタワー。

水たまりを探すなら必ずしも雨が降っている間でなくても、雨が上がったあとでも大丈夫です。

雨後の夕焼けが水たまりに映る。
雨後の夕焼けが水たまりに映る。

晴れたあとの清々しい風景が水たまりに映る姿はとてもきれいです。下の動画は筆者がiPhoneで撮ったタイムラプス動画です。雲や船、観光客の動きなどが水たまりに映り込んで二重に見える様子が面白いです。

雨からカメラを守ろう

以上お伝えしたように、雨の日に写真や動画を撮るのはとても面白いのでおすすめです。

ただし、カメラやレンズなどはできるだけ濡らさないようにしたほうが良いです。電子機器なので水濡れは故障のもとですし、湿度が高い状態で放置するとカビが生えてしまうこともあります。雨の日にカメラを守るアイテムをご紹介します。

カメラ用防水カバー

撮影中にカメラが濡れないようにするためには「防水カバー」が便利です。筆者は ピークデザインの「シェル」という商品を利用しています。カメラにきちんとフィットして雨や雪などの自らカメラを守ってくれます。

カメラ用防水カバー「Peak Design シェル」(画像はMサイズを装着)
カメラ用防水カバー「Peak Design シェル」(画像はMサイズを装着)

詳細:カメラ用防水カバー シェル SHELL – Peak Design | ピークデザインのある暮らし

除湿剤とドライボックス

濡れたカメラをそのまま放置するのは良くありません。雨に濡らしてしまった場合はタオルなどでその水分をぬぐってよく乾かしましょう。密閉した容器に除湿剤を入れて、そこにカメラを保管しておくことをおすすめします。

「東洋リビング モバイルドライ」繰り返し使える除湿剤
「東洋リビング モバイルドライ」繰り返し使える除湿剤

筆者は東洋リビングの「モバイルドライ」という除湿剤を利用しています。水分を吸って除湿効能が落ちたあとは、電源につなぐことでその除湿効果を復活させることができます。

詳細:後悔する前にカメラとレンズをカビから守ろう!防湿アイテムを紹介するよ | 神戸ファインダー

できるだけ大切に扱うにこしたことはありませんが、カメラはすこし濡れたくらいでそう簡単には壊れません。水や湿度に気をつけつつ撮影を楽しんでください。

関連ブログ:雨の日こそ写真撮影に出かけると楽しい!雨の日フォトを魅力的に撮る方法 | 神戸ファインダー

ブロガー / くらしフォトグラファー

ガジェットの情報を発信するブロガー。得意分野はカメラ関係。明日から使える写真撮影のコツや、あると生活が便利になるアイテムなどを分かりやすく紹介しています。取り上げるアイテムは実際に使って良かったものだけに厳選。 日常の何気ないシーンや家族と過ごす生活の写真を撮る "くらしフォトグラファー"として活動。特別ではない平凡な毎日を撮ることの魅力や価値を発信しています。 神戸ファインダー / ピークデザインのある暮らし / シタタカライフ など複数のウェブサイトを運営。1989年生まれ / 兵庫県神戸市育ち

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