ようやく『時計』になったApple Watch Series 5と1.9万円で買えるSeries 3
KNNポール神田です。
2019年9月10日、Appleは発表会イベントで、『Apple Watch Series 5』を発表した。すでに第5世代となるApple Watchで初めて、18時間の連続画面表示を可能とした。
https://www.apple.com/jp/apple-watch-series-5/
■第5世代の『Apple Watch Series 5』は『Series 4』からのマイナーアップデート
今回、発表された『Apple Watch Series 5』4万2,800円〜の登場によって、『Series 4』は販売ラインナップから消えることとなった。
『Series 4』から『Series 5』への違いは…
ディスプレイサイズは『44mm』と『40mm』と同じ
プロセッサが『S4』から『S5』へ。
ストレージが『16G』から『32G』へ。
材質の選択が『アルミニウム』『ステンレススチール』から『アルミニウム』『ステンレススチール』『チタニウム』『セラミック』へと展開という差。
https://www.gizmodo.jp/2019/09/applewatch-s4s5.html
ただし、『Apple Watch Series 5』の『チタニウム』8万2,800円〜、『セラミック』は、13万3,800円〜というApple Watch Edition
Series5のゴージャスな価格となっている。
https://www.apple.com/jp/shop/buy-watch/apple-watch-edition
なんといっても一番の違いは、『Series5』からの『常時表示画面』が18時間という『オールウェイズ・オン』の機能だ。
すべてはここの違いが一番の差である。
■文字盤が『常時表示』という『時計』本来の時間を見ていない時の価値の創出
『AppleWatch』は、便利ではあるが、時計としての持つ悦びを感じにくい時計であった。いや、腕時計型の電子デバイスであるので、機能としての『時計』にはあまり意味がない。しかしだ。時計には『時を知る』だけの意味ではなく持つ人を語るという特別な『意味』を持っている。
時計をしない人にはまったく無意味な『価値』だが、アクセサリーとしての意味を持っている。今回の『常時表示』の機能によって、Apple Watchの中でも『Series5』であることを『常時表示』することができるようになったことは大きい。
少なくとも、1年間は『iPhone 11 Pro』と同様にAppleの最新機種を持っているというドヤ顔アピールはできることとなる。
最大の効果は、最低13万3,800円からの『HERMES Series5』だろう。Apple Watchの『HERMES』であることを常時表示で、最大限に見られることの『時計』としての機能をアピールしてくれることだろう。
Series5は、スマートウォッチの『便利』な機能以外に、はじめて『時計』という名の時間を見ていない時の『時計の価値』を提供できるようになったのだ。
https://www.apple.com/jp/apple-watch-hermes/
■『Series 5』 と 『Series 3』との比較
『Series 3』はディスプレイサイズは『42mm』『38mm』プロセッサが『S3』でストレージは『8GB』
『Series 5』 と 『Series 3』との比較
https://www.apple.com/jp/watch/compare/
なんといっても価格が、1万9,800円からというのがApple Watchを普及させたいモデルの価格帯となった。
『Series 3』でも、Apple PayやSuica も使え、防水機能もあるので『Series1』や『Series2』の人はもちろん、改札をWatchでパスしたり、支払いを腕をかざすだけということは実現できる。『常時表示』の機能は1年待てば、すべて採用されることになる…。