菅野にある白幡天神社。御祭神は武内宿禰で、のちに菅原道真公を合祀しました。拝殿に掲げられる社額は、勝海舟の揮毫。

業成就、開運、育児などにご利益があるとされています。菅野の住宅地の中にありながら、初春の梅、春の桜など四季折々の花々が咲く名所としても知られています。（参照：白幡天神社パンフレット及び掲示板より）

真冬の今。巷の花が少ないこの時期、サザンカが見ごろです。サザンカは、ツバキ科ツバキ属の植物で、日本固有種。

椿との違いは細かくはそれぞれありますが、一番の見分け方としてサザンカの花は10月～12月ごろに咲き1枚1枚散るのに対して、椿は少し遅れて1月以降とされ花がまとめて落ちるというところ。

童謡「たきび」の歌詞に登場するサザンカは何度も口ずさんではいるもののじっくりと観る機会は少ないかもしれませんね。

白幡天神には紅白の美しいサザンカの花が咲いています。また、境内のわきを観ると、馬酔木（あせび）や万両などが丁寧に植えられています。

もう少しで新年、初詣のときには、境内をゆっくりとめぐってみてください。境内のしんとした静寂に包まれた、そして清らかな空気を吸いながら。

【白幡天神社】
住所：市川市菅野1-15-2