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ぷるぷる透明な果実【生ライチ】果汁たっぷり!みずみずしさをぜひ味わってほしい

榎本房枝農業女子/野菜ソムリエプロ
台湾産フレッシュライチ

みなさんがよく食べているライチは、国内流通では9割が冷凍のライチです。ですが、今の時期だけ「生ライチ」が流通します。現在スーパーの店頭では、主に台湾産の「生ライチ(フレッシュライチ)」を販売してる場所も多いです。皮がグリーンが特徴の「プリンセスグリーンライチ」が有名ですが、他にも、以前はメキシコ産フレッシュライチを購入したときもありました。

台湾産フレッシュライチ
台湾産フレッシュライチ

海外旅行したときには、ホテルのブッフェコーナー(食べ放題)のフルーツエリアに、大量のライチが置いてあるところもあります。日本人のイメージだと、どうしてもライチ=冷凍という感じでスルーする方もいますが、比較的フレッシュライチを置いてるところが多くて、食べて驚くと思います。私も、フレッシュライチのデビューは、海外のホテルでした。こんなにもみずみずしくて、果汁たっぷりで果実がぷるぷるなのか!と驚いた記憶があります。輸入ものの果物といえば、バナナやパイナップルなど一年中あるので、同じイメージを持ってしまうかもしれませんが、「生ライチ」はほんの一瞬の時期のみ、日本のスーパーの店頭に並びます。一度、ぜひ味わってほしい、こんな絶品な果物があるというのをみなさんに知ってほしいと思っています。

国産の生ライチも続々、産地化してます

宮崎県産「生ライチ」
宮崎県産「生ライチ」

じつは、国産でも「生ライチ」は栽培されています。ですが、びっくりするほど高級な価格で驚きます。どうしても国産の「生ライチ」を食べてみたいという方は、ぜひ百貨店の果物売場をチェックしてみてください。場所によっては1粒売りをしてるところもあります。数年前、私もどうしても国産を食べてみたくて、伊勢丹新宿店本店で、1粒800円の生ライチを購入したことがあります。ほんと一口で感動しましたが、それ以来さすがに高級品すぎて手を出せていません。

箱入りの宮崎県産「生ライチ」
箱入りの宮崎県産「生ライチ」

6月初旬には、高知県産の生ライチが収穫スタートしてますし、先日、宮崎県の生ライチが初競りにかけられていましたが、なんと9個で3万円という値がついていました。さすがに手は出せませんが全国各地で少しずつ、国産ライチを作っている農家があるのです。以前、宮崎県産の貴重な国産「生ライチ」を農家仲間から送ってもらい食べたことがあるのですが、かなり大粒で果肉がしっかりしてて、さすがフレッシュ!と納得するジューシーさで感動しました。全国には、隠れた名品が眠っているのでぜひスーパーの青果売り場を通るときには普段見ないコーナーもちょっと気にかけてみてください。

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※この記事には個人の見解を含みます。

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農業女子/野菜ソムリエプロ

農業女子(農水省・農業女子プロジェクトメンバー)、農業内外の様々な企業とのコラボで、使いやすい商品開発をし、職業としての農業と、野菜の魅力を社会に発信中。農業女子としてメディア実績多数。農作業着など現場の意見を取り入れてもらい「ワークマン公式アンバサダー」として、商品開発あり。保有資格:野菜ソムリエプロ、調理師、フードアナリスト2級。

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