神戸の中でも、ランドマークが点在している場所「メリケンパーク」。ポートタワーをはじめ、海洋博物館、BE KOBE、港を挟んだ向こう側のmosaicなどが有名ですね。

メリケンパークはそれらを一望できる場所、広い空間なので人々が集まったりイベントをやるには欠かせない場所です。

最近、そこで楽しい取り組みが始まっています。「メリケンミュージックナイツ」という、毎週木、金曜の夜に開催される音楽イベントです。

この日の出演は「aco106」。私は今まで彼らを色んな場所で見かけましたが、いつもノリが良く、音楽で観客を巻き込みながらの演奏で見応えのあるライブを展開しています。

このイベントは「メリケンパークを音楽の力で盛り上げる」をコンセプトに、様々なプロミュージシャンによる音楽を開催するという内容なのだそう。

気合を入れてライブを見にきてもらう、という感じでもなく、たまたま通りかかった人も皆が楽しめる空間であれたらという、メリケンパークという場所の可能性を広げる意味で始まったのだとか。

会場を眺めていると、外国人の観光客が客席に。アルトサックス担当の啓太郎さんが彼らに話しかけると「ふらっとここに来てみたら、グッドミュージックが！」と、喜んで音楽を聞いていたのだと。

歩いていたら素敵な音楽と出会える場所。そんな空間がたくさんある街を目指して、この企画は続いていきます。毎週木曜、金曜日の18時半から約1時間、この先1年間ほどの試みだそうです。

出演者は、関西を中心に活躍している素晴らしいミュージシャンや、公募から選ばれた人たち。そのステージスケジュールはホームページから確認できるので、楽しみたい人は要チェックですよ。

会場では、aco106のライブが続いています。ちょうど夕日の沈む頃で、演奏の後方に広がる素晴らしい景色も同時に楽しめるのがこのイベントの魅力のひとつ。

ランドマークが勢揃いのこの場所で、空の色の変化も相まってとにかく良い時間が流れています。暑い時間帯も過ぎて風が心地よく感じられてきました。

お客さんと絡みながらどんどん周りを演奏に巻き込んでいくaco106。フジロックやライジングサンなどの大舞台にも立った経験もある彼ら(7人編成の『K-106』)は、観客とのコミュニケーションを取りながらの楽しみ方を充分に知っている様子。

彼らのリラックスした演奏と、広々とした空間、大きな空と心地よい潮風。キッチンカーも出ていて場の雰囲気を盛り上げてくれています。ちなみに出演者、キッチンカーなども募集中。

今年の5月からスタートし、来年の3月まで開催予定の「メリケンミュージックナイツ」。毎週開催を目指してやっていくそうなので、ぜひ散歩がてら覗きに行ってみてはいかがでしょうか。

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