キャンピングカーがテレビや雑誌、YouTubeなどでも多く取り上げられるようになり、様々な所で注目を集めていますが「トラキャン」というタイプのキャンピングカーがあるのをご存じでしょうか？

略さずにいうと「トラックキャンパー」と呼びますが名前の通り、トラックがベースとなりその荷台に居住空間であるシェルを載せたキャンピングカーとなります。

上記の写真を見せると分かりやすいですが、荷台にシェルを載せることにより車中泊をする際にはこのシェル部分で寝泊まりが出来るというものになります。

通常のキャンピングカーも注目はされてきていますがこの「トラキャン」というのも注目が集まっているジャンルの一つになります。

そしてその「トラキャン」に特化したイベントが実施されるということでその魅力やどんな車があるのかを確認するためにトラキャン特化のイベント「おにもつふぇす」に参加してきました。

おにもつふぇすとは

今回で2回目を迎える「おにもつふぇす」は実際にトラキャンで日本中を旅するYouTuber「たびぐらし-Journey Life-」さんの主催イベントで実際に車中泊やキャンプをする一泊参加の方やトラキャンを見たい！という日帰り参加の方々が参加できるイベントとなっています。
今年は2023年11月3日、11月4日の二日間 愛知県田原市 仁崎キャンプ場にて行われています。
(執筆段階ではまだ開催中です)

第一回(2022年)の際には実際に車中泊・キャンプをした人が84人、日帰りが113人いました。
注目はされ始めているもののまだまだニッチと言われていたトラキャンだが実は興味のある人がこれだけいる！というのが分かりました。

写真を見ても分かる通り、トラキャンは個性豊かで同じものというのがほぼありません。
土台となるトラックは同じですが、シェルに関しては各々がDIYだったり、キャンピングカービルダーにお願いをしてカスタマイズしているので非常に個性が表に出やすくなっています。

トラキャンの楽しみ、イベントの良さ

トラキャンの楽しみといえば居住空間となるシェルを自分好みにするところにあります。
逆にいうと自由度が高いため、思った通りに作れない。だったり、トラキャン自体に興味はあってもどうやって手を入れて行けば良いのか分からない。など悩みは尽きません。

この「おにもつふぇす」では参加者同士が気になるトラキャンの持ち主に作り方やコツなどを聞いて参考にしたり、DIYをする時のポイントなどを共有しあったりする場になっています。
同じ会場に数十、数百の人や車が集まってくるので自分好みの車の持ち主に声をかけて談笑しているシーンを非常に多く見かけます。

内装の話や、おススメの電化製品や家具など決めることが多い分、各参加者は会場中を歩き回り色んな車を見て回ります。

トラキャンにはアイデアが詰まっている

例えばどんな車が来ているのか一例を紹介します。
こちらはトラキャンの中でも全高を2.1mと低く作っています。
こうすることで屋内駐車場にも入るし、風にも強くなります。

隣の車と比べると前後の位置関係は少しずれていますが一回り低くなっているのがわかります。

ただ、低くなるだけではなく居住空間としても快適にと言うことでウィンドウエアコンを置いたり収納も充実させています。

電化製品も使えるように大きいバッテリーを装備して電子レンジなども車内で使えるようにしたりなど、限られた空間で最大限我慢をしなくても良い設計にするというこだわりが見えますね。
例えばの一例でお伝えしましたがどのトラキャンも制作者の強い想いを込めて作っているものが多く聞いているだけでも楽しめるようになっています。

トラキャンを見て回る人もいればゆっくり過ごす人も

会場にはキッチンカーも出展しているので、自身でご飯を作る人もいればキッチンカーでご飯を購入してゆっくりと時間を過ごす人もいたりと各々が自由な時間を自由に過ごすイベントになっています。

目の前がすぐ海なので海を眺めながらボーッと過ごしている人もいます。

自分のこだわりを見てもらえるし、人のこだわりを聞ける「おにもつふぇす」は面白い

私は日帰りでの参加となりましたが、色んなトラキャンが並んでおり眺めているだけでも楽しい空間でした。
また、トラキャン所有者の制作実体験を聞くことが出来るのでトラキャンに興味のある人や実際に作ろうという人はここに来ると一度に様々な経験談を聞けるので貴重な情報収集の場になると思います。
トラキャンが好きという共通の話題があるので初対面同士でも各参加者同士会話が進むのも「おにもつふぇす」の特徴の一つだと思います。

泊まらなくてもトラキャンを持ってなくても訪れることのできる少し緩めに参加できるのも良い所かもしれません。

こういうイベントに興味のある方は是非一度行ってみてはいかがでしょう？