片付けない中学生には理由があった!自主的に整理整頓させる方法を教師が解説
夏休みに部屋の片付けをしない中学生にイライラしているママも多いのではないでしょうか?整理整頓をしてほしいけど、強制させると逆効果になることも。今回は片付けない子供の共通点と効果的な指導方法を解説します。
片付けない子の傾向
片付けない中学生には、いくつかの共通点があります。例えば、優先順位の付け方が分からない、片付けの必要性を感じていない、やり方が分からないなどが挙げられます。また、反抗期特有の親への反発心が影響していることもあります。それでは、こういった子供へはどうしたらいいのでしょうか?効果的な方法を3つ紹介します。
1.片付けの意義を一緒に考える
片付けの必要性を感じていない子どもには、その意義を理解してもらうことが大切です。一方的に押し付けるのではなく、片付けることのメリットを一緒に考えましょう。例えば、好きなものを見つけやすくなる、新しいスペースができるなど、具体的なメリットを挙げてみるのも効果的です。
効果的な声かけ
「片付いた部屋だと、好きな本やゲームがすぐに見つかって便利だよね。他にも片付けるとどんなメリットがあると思う?」
NGな声かけ
「いい加減片付けなさい!汚い部屋は恥ずかしいでしょ」
2.簡単にできそうな具体的な目標を決める
部屋全体を片付けるのは、大変で気が重くなることがあります。だから、簡単にできそうな具体的な目標を決めるのがおすすめです。たとえば、「今日は机の上だけ片付ける」という目標です。目標を達成できると、「やればできる!」という自信がつきます。その自信が、次の片付けへのやる気につながります。
効果的な声かけ
「今日は10分だけ、机の上を片付けてみない?終わったら一緒にアイス食べよう」
NGな声かけ
「部屋中きれいにしなさい。1時間で終わらせて!」
3.一緒に片付けを楽しい雰囲気に変える
片付けを退屈な作業ではなく、楽しい雰囲気に変えてみましょう。例えば、音楽をかけながら片付けたり、家族で一緒に片付けタイムを設けたりするのも良いでしょう。また、不要品を寄付するなど、社会貢献と結びつけるのも効果的です。
効果的な声かけ
「週末に家族みんなで片付けタイムをしよう。終わったら好きな映画を見よう。使わないものはヤフオクなどで売ってもいいよね」
NGな声かけ
「いつまでそのごちゃごちゃした部屋で過ごすの?恥ずかしくないの?」
まとめ
片付けない中学生への対応は、強制や叱責ではなく、子どもの自主性を尊重することが大切です。片付けの意義を一緒に考え、簡単にできそうな具体的な目標を決めて、楽しい雰囲気に変えることで、子どもは自然と片付けのスキルを身につけていきます。焦らず、子どものペースを尊重しながら、粘り強くサポートしていきましょう。片付けは生涯役立つスキル。この機会に親子で一緒に学んでいけたらいいですね。
最後まで読んでくださりありがとうございます
私のプロフィールや他の記事もぜひご覧になってください。よかったら、下にある「学びがある」「わかりやすい」「新しい視点」のどれかのボタンをタップしてください。「フォロー」していただけると、嬉しいです!