【業務スーパー】で見つけた宝物! 食べたらクセになる韓国伝統・宮廷菓子「薬果(薬菓)」ヤックァ
皆様、業務スーパー(業スー)を活用して楽しんでますか?
業スーの魅力と言えば、あまり見かけたことがない輸入菓子や輸入食品が豊富に陳列されていて、その中からお宝なようなレア物を見つけることですよね。
特に、レジ前や片隅の段ボール群の中に、ひっそりと人知れず配置されているのが、マニア心をくすぐるたまらない演出です。 今回は、そんな数ある業スー商品の中から、韓国伝統菓子のミニサイズ版『ミニヤックァ』をご紹介します。
ミニヤックァ 70g 10枚 105.84円(税込)
・ミニヤックァの発見
この商品、私が見つけた時は、レジの横の段ボールの中に無造作に入っていて“何だこれ?”と手に取ったら、薬果(ヤックァ)だったので、思わずビックリしました。
内容量は、70gで10枚入り。お値段は105円(税込)とかなりリーズナブル。お菓子の値段が軒並み上がっているご時世に、この低価格は嬉しいですね。
・ヤックア(ヤッカ):薬果とは?
薬果(または薬菓、薬科)は、油で揚げた韓菓「油蜜果(ユミルグァ)」の一種として、昔から韓国の先祖供養や正月などの行事で欠かせない伝統菓子です。
薬果(Yakgwa)は、小麦粉をベースに「蜂蜜」や「ごま油」、「韓国の蒸留酒」などを練り込んだ生地に葉や花の模様を描いているのが特徴で、低温の植物油でじっくりと揚げて作られます。英語では「ディープフライド・ハニークッキー(Deep-Fried Honey Cookies)」とも呼ばれています。名前の由来は、昔は蜂蜜が薬膳の一環として考えられていたため『薬(Yak)』という言葉がついたと言われています。
・歴史と文化
薬果の歴史は古く、10世紀以降の「高麗時代(918年-1392年)」から伝わる歴史の深い菓子として知られています。
また薬果は、最高視聴率57.1%を記録した大ヒット歴史ドラマ「宮廷女官 チャングムの誓い(2003)」を始め、19世紀の朝鮮王朝を舞台とした恋愛歴史ドラマ「雲が描いた月明り(2016)」、ファンタジー時代劇「還魂(2022)」など、韓国の時代劇ドラマでは多くの作品に登場し、宮廷や仏教儀式などの特別な場で供されていました。
・ミニヤックァの魅力
ミニヤックァは、平型で厚みがあり、花がらを模したかわいらしいディテールが特徴で、思わずほっこりしてしまうほど。
宮廷スイーツとしての歴史がある事から、祭祀などで積み上げやすいように平たい形で、山のように積み上げると貴族な気分が味わえます。
生地は、シットリとした感じで、モッチリとお餅のような弾力のある食感。モチモチの秘密は、小麦粉の他に「米粉」を使用しているから!
そして、優しい甘さとシナモンの香りが心地よく、どこか懐かしさを感じる味わいです。
このお菓子の甘さは、水飴や砂糖に加えて、オリゴ糖と麦芽エキスを使用しているため、優しくまろやかな風味が特徴。
一口サイズで食べやすいため、ついつい手が伸びて食べ過ぎてしまうことも。しかし揚げ菓子であるため、カロリーの摂り過ぎには気をつけましょう!
・楽しみ方
薬膳茶の「山査子(サンザシ)」や「なつめ茶」と一緒にヤックァを楽しむのが韓国流。また、コーヒーや緑茶にもあいます。韓流ドラマを観ながら、韓国の伝統菓子を味わってみませんか?
・まとめ
業務スーパーで見つけたミニヤックァは、韓国の伝統菓子を手軽に楽しめる逸品ではないでしょうか。
ミニヤックァは、リーズナブルな価格で、特別な行事や日常のチョットとしたおやつにピッタリ! ぜひ、お近くの業務スーパーで、韓国伝統菓子のミニ版「ヤックァ」を手にとって見てくださいね。