思いやりのない子に育つのは親の責任!?子育て情報に対して幼児教育講師が思うこと
幼児教育講師のTERUです。
日々の子育て本当にお疲れ様です!
今日は『子ども関連の研究結果を見て思うこと』というテーマでお話しします。
①子どもたちの人格・社会性の形成に最も重要な役割を果たすのは親
2019年/450名の子どもを3年間にわたって調査
②5歳の頃に優しく思いやりがあった子の方が大人になってからの収入が高い
2019年/家庭の経済状況と子どものIQを30年分のデータから分析
とか
言われたとき、多くの親御さんが何を思うか。
多分焦る。
・今の我が子がその条件を満たしているのか。
・もし満たしていないと感じたら自分に原因があるのではないか?と自分を責める
そんな方向にいってしまうんだろうなと思います。
・優しい子でないと成功し、幸せになれない
そして
・優しい子ではないのは親の責任だ
というようなニュアンスの情報と触れたとき、僕たちの思考は一気に
「この子を優しい子に育てるには?」という当てはめ発想になっていく。
でも、忘れてはいけないのは「優しさ」とは「表現力」とセットになっていることが多いということ。
ちょっと伝わりづらいかもですが
優しさって、超曖昧な言葉ですよね。
優しいって、内面を表す言葉ではありますが、実態として僕たちは相手の優しさを『言動』から感じ取っていると思います。
つまり、内面的にどれだけ優しさを持っている人でも、それを表現して伝えないと周りからはその『優しさはわからない』
ということ。
これが何を意味するか?というと
・まだまだ表現が上手ではない子どもの優しさは表面的な姿だけでは測れない
ということだと思ってます。
その視点が抜け落ちて、表面的な優しさばかりを見た結果、大人側からの必要のないマイナス評価やマイナスな言葉が無意識に増えてしまうと、本来子どもの内面にあった優しさが表に出てくる妨げになってしまうこともあると思うんです。
なんか話が変な方向に行きそうなので戻しますが笑、
そのような「表現力」とセットになっている優しさという前提を見誤って、そして『エビデンス』に焦らされて、子どもの姿も、そして親自身のことも見失ってしまうことにだけはならないでほしいなと思います。
『親の影響が一番大きい』
これは紛れもない事実かもしれません。
ですが、親自身が変われば子どもが必ず変わるわけありません。
だからこそ、今の子どもの姿の全責任を自分に転嫁しないようにしつつ
でも、子どもに少しでもより良い姿を見せてあげたいという親心にも素直になりながらできる限りできる範囲で、皆さんと頑張っていけたらなと思います。
いつもご覧いただきありがとうございます。
皆さんの子育て応援しています!