ギネス掲載されていた元世界最速バイク隼は40歳低身長のおじさんでも乗れるのか?試乗インプレッション
スズキの隼といえばかつてギネスブックに市販車世界最速として刻まれていたバイク。
排気ガス規制などの問題で一時的にカタログから姿を消した隼。
2021年4月フルモデルチェンジ。3代目隼がリリースされます。
メディアなどでバイク関連の記事を書かせて頂くようになって10年ぐらいたちますが、活動を開始した頃に2代目の隼に試乗させて頂いたことがあります。
隼は市販車世界最速というイカツイ称号とは裏腹に「意外と乗りやすい」とユーザーにはいわれているバイクです。
ですが当時メガツアラーの試乗経験がなく大きさにビビりまくった結果、全く乗りこなせず「倒さなくてよかった」というしょうもない感想だけしか記憶に残っていません。
今回のモデルチェンジでは低中速重視のセッティングに変わっていたり、ライダーをサポートする様々な電子制御が追加された3代目隼。
メディアの反応を見ると「乗りやすくなった」という内容が多く試乗するのを楽しみにしていました。
果たして体力の低下が気になる40歳、日本人の平均身長より大きく下回る低身長ライターは乗りこなせるのでしょうか?
結論からいってしまえば、少し慣れは必要ですが全く問題なし。非常に乗りやすいバイクでした。
足つきは安心感!隼の足つきは?
僕の身長・体重は164cm 60kg。
足つきの悪いバイクの試乗は正直少しドキドキします。超重量級バイクとなれば余計に気になるところです
隼のシート高はスペック上800mm。数値上は決して高くはありませんが、数値で計れないのが足つき性。
ですが隼の足つき性は良好。僕でも片足ならベッタリつきますし、両足でもつま先の2/3程度つくので安心感があります。
抜群の安定が生み出す安心感
走り出してすぐに気が付くのは抜群の安定感。
前後タイヤがガツンと路面を捉えていて、路面のデコボコを上質な前後サスペンションがしなやかに動き突き上げを感じさせません。
これだけ直進の安定感があるとコーナリングの倒し込みは重いのかと思えばそんな事はなく、意識することなく素直にコーナーに入れます。
コーナリング時も直進時と同様に設置感が抜群で転倒する可能性すら感じさせません。
高速道路の走行で感じる隼の真価
高速道路を80km~100km/hぐらいで走行してみましたが、ここでも安定感が抜群。
100km/hで走っていても感覚的に下道を制限速度で走っているのと変わりません。それだけ余裕があります。
スーパースポーツと比べて大きめのウインドスクリーンの効果もあり、体に当たる風当たりも少なく疲労軽減に効果がありそう。