韓国は7月1日から「コロナ規制」を大幅緩和!
東京、大阪など主要7都市に発出していた緊急事態宣言が今日から解除され、蔓延防止重点措置に移行することになった。
酒類の提供は解禁となったが、営業時間や酒類の提供時間、対象人数は自治体によって異なる。東京や大阪などでは酒類の提供は午後7時まで、人数は2人までで滞在時間は1時間半に規制されている。店の営業時間も午後8時までに制限される。ゴールドステッカーやアクリル板の設置なども義務付けられている。
隣国・韓国では7月1日から「ソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保」レベルが緩和され、首都圏では昨年12月23日から、地方では今年1月4日から続いていた「5人以上の集まり禁止」は解除され、5人以上の集いが可能となる。
ソウルを中心に首都圏では当面7月14日までの2週間は試験的に6人まで認められ、14日以後は8人まで拡大される。非首都圏では人数制限はなく、大人数で集い、会食が可能となる。
キャバクラ、室内屋台、ゲームセンターなど首都圏での遊興施設は営業禁止が解かれ、数か月ぶりに再開される。午後10時までだった食堂、カラオケ、ヘルスセンターなどの営業も午後12時まで可能となる。飲酒は規制されていない。
また、1回目のワクチン接種を終えた人は不特定多数が集まる集会などを除き、屋外の「ノーマスク」が認められる。
韓国の全国の感染者は6月20日現在、累計で15万1506人、死亡者は2004人。ソウルは4万7695人(死亡者507人)である。韓国の感染者は世界で84番目に多い。因みに日本の感染者は6月20日現在、78万5411人で、世界で34番目に多い。
(参考資料:日本と比較した韓国の「ワクチン接種」と「コロナ感染」状況(6月14日時点))
韓国の昨日の全国の新規感染者は357人で、3月23日(346人)以来、3カ月ぶりの低水準となった。今月は4日の744人が最多で、直近の2週間は600人台が2日間、500人台が5日間、400人台が4日間、300人台が3日間となっている。
また、死亡者は10人だった3月11日を最後に二桁は一度もなく、6月も19日の5人が最多で、4人も14日の1度しかなかった。1~3人ぐらいで推移し、抑えられているのが実情である。
韓国政府の新型コロナウイルス予防接種対応推進団によると、1回目の接種を受けた人は累計1501万2455人となった。総人口(5134万9116人)の29.2%にあたる。また、2回目接種者(接種完了者)は404万7846人(7.9%)。
感染者が最も多いソウル(人口約91万人 感染者4万7829人)は1回目が277万4797人、2回目が74万7880人。2番目に感染者が多い京畿道(人口約124万人、感染者4万2415人)は1回目が342万4420人、2回目が93万548人。3番目に多い大邱市(人口約243万人、感染者1万535人)は1回目が108万1857人、2回目が25万5379人となっている。
韓国は9月末迄に累計で3600万人に対する1回目の接種を終え、11月には集団免疫を達成することを目標に掲げている。韓国の一日平均ワクチン接種回数は65万回で、最多が85万回である。
なお、韓国でワクチン接種が始まった2月26日以降、副反応とみられる事例の報告は累計6万7276件。このうち95.1%に当たる6万3947件は比較的軽い症状と診断されている。ワクチン接種後の死者は計298人となっているが、ワクチン接種との因果関係は明らかになっていない。
なお、韓国の昨日のPCR検査数は1万413件で、前日(19日)の1万2480件よりも少ない。