実習訓練のひとつとして、生徒たちがお店を切り盛りする杜カフェは、札幌市南区真駒内上町4丁目7-1にある市立札幌みなみの杜高等支援学校の中にあります。4月23日から今年度の営業がはじまるということで、さっそく行ってきました。　

　杜カフェは、安くて美味しいという評判は聞いていたものの、毎日やっているわけではないので、なかなかタイミングが合わずに行けずにいたのですが、ちょうど運よく仕事が休みだった日で天気も良かったので、地下鉄に乗って行ってきました。

　地下鉄真駒内駅から降りたら、前にある信号を渡ってから、すぐ左へ歩きます。

４分ほどひたすらまっすぐ歩くと、左に行く道があるので、それを左折します。団地の看板と駐車場の看板があります。

　カーブになっている道の途中で学校の一部分が見えてきます。

　思っていた以上に大きな学校です。杜カフェは、向かって一番左側なので、もう少し歩きます。

　杜カフェの入口が近いところから道路を挟んだところにある桜が見事な花を咲かせていました。あちこちで桜の花が咲いています。

　入口はもうすぐです。

　真駒内駅からのんびり歩いて7分くらいで到着しました。

　学校のホームぺージに杜カフェのページがあって、営業日のご案内やメニューがみれるようになっています。そこには、パンの販売が12時15分頃と書かれていたのですが、今日は12時45分からのようです。実は、パンの販売時間に間に合うように行ったので、先にご飯を食べることにしました。

　「いらっしゃいませ～」と緑色のエプロン姿で元気に対応してくれる店員さんたち。初日ということもあり、ちょっとぎこちなさもある人もいれば、「空いているお皿おさげいたします」とスムーズな接客をしている人もいます。名札に初心者マークがついている店員さんは１年生、名前だけ書いてあれば今日は２年生だったそうです。１年生は、まだ入学して１か月も経っていない中で、頑張って接客してくれました。

　こんな素敵な空間。学校だなんては思えない素敵なカフェです。市立札幌みなみの杜高等支援学校では、普通科職業コース制で、教科の授業もありつつ、杜cafeのカフェ運営にかかわる６つの職業コースがあって、コース実習の時間が杜カフェの営業時間になっているということなんです。６つの職業コースは、接客などのストアコース、パンや焼き菓子の制作などのキッチンコース、野菜や果物などの栽培をするアグリコース、食器などを制作するファクトリーコース、清掃業務を担当するクリーンアップコース、カフェの装飾や製品表示などを担当するサポートコースで、１年生は１年間で６つのコースすべてを体験して、２年生から１つのコースを選ぶようになっているとのこと。

　コース実習ということもあって、安く提供していると思うのですが、バターチキンカレー、ピザ、パスタがそれぞれ500円というのは、かなりリーズナブルです。日替わりスープも200円でしたので、私はバターチキンカレーと日替わりスープを注文しました。

　赤シソで漬けた大根が添えてありましたが、これも美味しかったです。カレーもとても美味しくて大満足です。そして、食器もファクトリーコースの方が作ったものかと思いますが、素敵な器でした。

　カレーを食べている途中で、スープがやってきましたが、大きめの器だったので、盛りもいい感じです。200円でこの味と量はお得すぎます。そして、持つところの部分を見ると、みなみの杜の校章が施されています。このようなオリジナル器も素敵ですよね。

　バターチキンとスープで700円という大満足価格です。そして、ちょうどパンも出来上がりの時間が近くなったので、カフェの会計を済ませて、パン待ちに並びました。10人くらいすでにお待ちだったので、販売開始とともに1人5個以内での買い物が開始になりまして、私の順番の時には、ソーセージパンは売り切れていました。この日は６種類。すべて1個120円でした。

　豆ぱんとあんぱんは、余裕がすこしありましたが、販売開始５分ほど売り場はこのような感じです。

　数量限定のアロニアシロップ(820円)も気になったので、こちらも買って帰り、家についてから３時のおやつがわりにパンと一緒にアロニアシロップも炭酸水で割って飲みました。

　杜カフェ。とてもオススメです。コース実習の時間ですから、土日は営業していないのと、営業時間がちょっと短いですが、杜カフェの営業日をチェックして、是非行ってみてください。

　４月は、23日、24日、25日の３日間の営業ですが、５月の営業日はカレンダーをみたところ、全部で13日間あるようです。