ついに関東でも気温低下が始まる…週末にかけて年の瀬のような冷え込みと各地で大雪に:気象予報士解説
このところ関東では寒気の流入が遅れ、「暖かい師走」となっていましたが、5日からはとうとう関東でも気温が下がり始め、週末にかけて年の瀬のような寒さになりそうです。
この週末は8日(日)を中心に、東京・名古屋でも気温が3度まで下がるほか、北陸など各地で大雪も予想されていて、早めの備えが必要です。気象予報士が解説します。
5日は等圧線が横に寝たような、西に傾いた冬型の気圧配置が続き、北海道~北陸で雪や雨が降るところが多いでしょう。
降り方は断続的ですが、山形県など雪が強まる時間があるほか、秋田と新潟では引き続き警報級の大雨に警戒が必要です。
また、山陰など西日本の日本海側でも雨が降りやすく、山沿いは雪が混じるところも。雷を伴うところもありそうです。
関東以西の太平洋側は晴れが続くところが多いものの、日中の気温は前日より低くなるところが多いでしょう。
6日(金)になると、新たに発生する低気圧の影響で北海道~東北は雪が降り、山沿いは積雪が急増するところがありそうです。
土日になると冬型の気圧配置が強まり、関東でも山沿いで雪が降るレベルの寒気(850hPaで0度)が流入。東~北日本では特に北陸や東北の山沿いを中心に大雪になるおそれもあります。
まだシーズンはじめで湿った重たい雪のところもあり、雪に慣れている地域の人も早めに備えておきましょう。
なお、週明けは一旦寒気が緩みそうですが、日本海側では引き続き前線や低気圧が通過しやすく、雨や雪が降りやすい状態は続きそうです。
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