[訃報]文字どおりモダン・ジャズのベースを支えたベン・タッカーさん事故死
ベテラン・ベーシストのベン・タッカーさんが交通事故に遭い死去したというニュースが入りました。
ベン・タッカーさんといえば、モダン・ジャズを代表する数々の名作で「これぞジャズ・ベース!」という演奏を残してくれた名ベーシストです。
どういうのが「これぞジャズ・ベース!」なのかといえば、音が太く丸くてほかの楽器を優しく包み込むうえに、ピッチが正確で全体のハーモニーをさらに膨らませてくれる――でしょうか。
アート・ペッパーの名盤『モダン・アート』は、ボクもハード・ローテーションでしたが、このなかの「ブルース・イン」「ブルース・アウト」ではアルト・サックスとベースのデュオによる歴史的な演奏を残しています。
ほかにも、グラント・グリーンやルー・ドナルドソン、ケニー・バレルといった名手たちのサポートとして1950~60年代ジャズ黄金期を彩るベースを披露しています。
ご冥福をお祈りします。
ニュース・ソースはこちら。
Georgia jazz musician killed in car crash|The Mainichi