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東京の梅雨入りは22日の予測!23日以降なら記録が残る過去最も遅い梅雨入りになる

栗栖成之防災士×探偵ライター
ウェザーニュース

今年の梅雨入りは遅く、沖縄・奄美・四国の3地方のみが梅雨入りしているだけです。

米農家さんのなかには、雨が降らないため田植えを諦めた農家さんもいるほど、水不足が深刻な地域も出ています。

東京を含む「関東甲信地方」の梅雨入りはいつなのか調べて見ました。

関東甲信地方の梅雨入りは22日~23日が濃厚

出典:ウェザーニュース
出典:ウェザーニュース

上記は6月16日14:00に公開されたウェザーニュースの週間天気図です。

これをみると22日(土)から日本列島に梅雨前線がかかり、梅雨入りする可能性が高いと思われます。

ただ、1日前の15日17:56分公開の週間天気図は以下のようになっていて、16日公開の天気図と梅雨前線の位置が異なるのが気になります。

それだけ、気象のプロでも動きが読みづらいということなのでしょう。

出典:ウェザーニュース
出典:ウェザーニュース

東京では18日に梅雨入りしたと思われるほどの雨が降る予想

出典:ウェザーニュース
出典:ウェザーニュース

ウェザーニュースによると18日(火)の降水予想は上記のようになり、関東以西では強い雨が降る可能性が高いとしています。

まるで、梅雨入りしたかのような雨が降るようですが、翌日19日~20日は雨が止み天気が回復するようです。

ただ、首都圏では大雨に弱い傾向があるため、公共交通機関の運行状況や道路への浸水など注意が必要でしょう。

出典:ウェザーニュース
出典:ウェザーニュース

7日からのウェザーニュースの1週間天気予報では、東京では18日に強い雨が降りますが、19・20日天気が回復し晴天になる見込みです。

大雨の後なので地域によって19日は、湿気でムシムシした状況になるかもしれませんね。

1951年から2023年まで関東甲信地方の最も遅い梅雨入りは6月22日が2回

出典:気象庁データを独自に加工
出典:気象庁データを独自に加工

これは気象庁が公開している、関東甲信地方における過去の梅雨入り・梅雨明け情報から、過去20年分を抽出して作成した一覧表です。

これを見ると平年の梅雨入りは6月7日ごろなので、22日に梅雨入りすれば平年より15日も遅れての梅雨入りとなります。

ただ、1951年から2023年までの72年間で最も遅い梅雨入りは6月22日で、1967年と2007年の2回記録が残っています。

そのため、22日に梅雨入りすれば「17年ぶりの遅い梅雨入り」となります。

梅雨入りが6月23日ごろになれば、記録が残る過去最も遅い梅雨入りとなる

photo AC
photo AC

今年の梅雨入りの予測は判断が難しいといわれているため、梅雨前線の動き次第では23日以降にずれ込む可能性もゼロではありません。

もしも、関東甲信地方の梅雨入りが23日またはそれ以降になれば、記録が残る過去最も遅い梅雨入りになるのは間違いないでしょう。

AIが活躍する時代になっても、天気だけはどうすることもできませんね。

防災士×探偵ライター

これまで、洪水・土砂災害・地震・津波・高潮など、あらゆるハザードマップを作成。2017年に防災士とひょうご防災リーダーの資格を取得。2014年からWEBライターとして活躍し、現在では経験と資格を活かしてさまざまなメディアに多ジャンルにて記事を投稿中!フリーでの執筆活動をメインにしつつ、探偵として地域の困りごとも解決している。

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