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【大阪市・堺筋本町】創業70年超えの歴史ある洋食店で日替わりランチのビフカツを食べてきた!

高田強編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

昭和の雰囲気を残す、懐かしいスタイルの洋食店!

 仕事の都合で、絶賛洋食店巡り中の毎日。今回は洋食激戦区の大阪・堺筋本町エリアで以前から注目していた老舗洋食店へ。向かったのは本町通から松屋町筋を北に上がった内平野町通。世界的なゲームメーカー「カプコン」の本社ビルのすぐ南側です。OsakaMetro堺筋本町駅から徒歩約10分で、北浜駅からも同じくらいの距離。

 目的のお店は、グリーンの日よけテントが目印の「グリルABC」。

 店内はテーブル席のみ。相席になることが多いので、大きめのアクリル板が置かれています。

 よほど混んでない限り、広く使えます。

 玉すだれの向こうがキッチン。

歴史を感じさせるメニューには王道の洋食がそろう!

 「メンチカツに、ライス大、ポタージュ」というように、料理を決めてごはんやスープを別途注文します。最近では少なくなりましたが昔の洋食店でよくあったスタイル。「ハンバーグに、ポークライス、中華スープ」といった羽振りのいい感じのオーダーの方がいてちょっと憧れを感じました。あと、中華そばや八宝菜などの中華料理をラインアップしているのが、町の洋食屋さん的。

 そしてオーダーしたのは日替わりで用意される本日のランチ。

本日のランチ1,100円

 基本的に、定番2種の組み合わせになるのですが、この日はビフカツとやき豚。トンカツではなくビフカツというのが大阪の文化。ということからビフカツが入っていたので本日のランチにしました。こちらにはライスがセットされています。

 叩いて延ばされた牛肉を揚げたビフカツは、見た目からそそるルックス。ギュッと締まったビフカツはコロモまでしっかりと旨味が入っています。とろみがあるデミグラスソースは香ばしくて甘さの中にシャープさを感じさせます。

 やき豚は冷たいタイプ。たんぱくに見えますがしっかり旨みがあり噛めば噛むほどコクが出てきます。上にはマヨネーズほどではありませんが粘度のあるフレンチドレッシング。スッキリとした酸味でヨーグルトのようなテイスト。

 シャキシャキキャベツとニンジンのサラダにもフレンチドレッシング。シーザーサラダに近い味わいも感じました。

 イモの素材感がわかりやすいポテトサラダ。こちらにもドレッシングを絡めて食べますが、デミグラスソースと一緒に食べるのもおすすめ。

 平皿に盛られたご飯は、ビフカツはもちろんデミグラスソースともよく合っていました。

 味わい深いく、「孤独のグルメ」で、井之頭五郎さんがなにやらつぶやきながら食べていそうな、すべてがそろった完成度の高い昭和な洋食店でした。

グリルABC
住所/大阪市中央区内平野町3-2-14
電話/06-6941-9015
営業時間/11:00~20:00
定休日/土・日・祝
席数/26席
交通/OsakaMetro堺筋本町駅⑫から徒歩約10分

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編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西ウォーカー、SKYWARD(JAL機内誌)、おとなの週末などの雑誌やwebサイトで、関西圏の飲食店やエンターテイメントについて、記事を書いています。ほかに、電鉄、食品、製薬会社、商業施設、テレビ局発行のフリーペーパーなども製作。カンテレ「よーいドン!」やMBS「魔法のレストラン」などのテレビ番組のグルメ情報コーナーでのコメント出演をちょくちょくしています。

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