【保育士が見てきた】落ち着きのある子どもの3つの特徴
子育てに奮闘中の全国のママさん、今日も子育てお疲れ様です。
保育士歴19年目、ママさんの子育てがちょっぴり楽になる方法を発信をしているちあき先生です。
今回は「落ち着きのある子どもの特徴」について3つお伝えしていきます。
落ち着きは3歳半くらいから出てくるもの
そもそもですが、子どもは落ち着きがありません。
私自身、保育士になりたての頃は、言葉を伝えれば〝子どもは静かに座れるものだ〟と理想を抱いていました。
しかし“子どもは落ち着きがなくて当然〟だと思った方が気がラクになり、子どもとの関係もスムーズになった経験があります。落ち着きというものは3歳半くらいから出てくるものです。それは、脳の発達が関係しているそうです。
実際に保育園でも年少である3-4歳くらいの子は、入園当初はイスに座っていられる子は少ないですが、それも7月くらいになれば落ち着いてきます。
つまり周りの状況を見てそれに見合った行動を取れるのは、そもそも3歳半くらいからです。
それでも“最初から落ち着きのある子〟というのがほんの一部存在します。今回はその特徴を紹介します。
落ち着きのある子どもの3つの特徴
1、小さな頃から保育園へ通っていた経験がある
2、静の遊びが好き
3、落ち着きのある家庭環境
1、小さな頃から保育園へ通っていた経験がある
小さな頃から保育園に通っていて集団生活に慣れてる子は落ち着きがあります。落ち着いているというより“先生のいうことやルールを守る習慣が身についているから〟ということが大きいのだと思います。
2、静の遊びが好き
静の遊びとは、お外遊びではなく〝お部屋の中で出来る遊び〟のことです。
お部屋の中でできる遊びといえば、おままごと、ぬりえ、お人形遊び、おりがみ、読書など。
落ち着いている子は、お外で走り回るというより静の遊びが好きです。
これはその子が持っているもともとの気質と性格もあると思います。
3、落ち着きのある家庭環境
家庭環境も子どもにとって、大きく左右される要素です。
例えば、家族構成。
兄弟が多くていつも家の中がバタバタしているご家庭よりも一人っ子のご家庭の方が落ち着きのある環境でいられることが多いですよね。
あとは経験値。
経験のないものはできません。
落ち着く時間や落ち着いた経験がなければ、そのやり方が分からないからやりようがありません。もしも落ち着かせたいのであれば、
- 落ち着いて遊ぶ
- 落ち着いてご飯を食べる
- 落ち着いてお話しする
短い時間でいいので、お家でこんな経験をさせてみるといいでしょう。
落ち着きのなさの原因を探ろう
1、好奇心旺盛でいろいろなものに興味がいってしまう
解決法
好奇心旺盛なのはいいことです。その好奇心旺盛さを活かして大好きな遊びに思いっきり集中できる時間を作りましょう。
集中できる環境づくりもポイントです。
テレビをつけていたり、おもちゃがありすぎると意識が散乱してしまいます。できるだけシンプルな空間で静かな環境を整えてあげましょう。
その時間は大人は見守るだけで集中力が切れるまでそっとしておきます。その時間を少しずつ増やしていきます。
2、不安やイライラそわそわからの落ち着きのなさ
解決法
不安やイライラ、構ってほしいから気を引きたくてわざと問題行動を起こしてしまう子もいます。その場合は、子どもが求めてきたことを子どもが「もういい」というまで全てやってあげましょう。“自分が求めたらママは応じてくれる〟ということがわかればそのうち落ち着いてきます。
一緒にお風呂に入ったり読み聞かせをするのもおすすめです。
まとめ
今回は「落ち着きのある子どもの3つの特徴」についてお伝えしました。
子どもは落ち着きのないものですが、年齢とともに少しずつ落ち着いていきます。
だんだん、聞き分けもよくなり何も言わなくても、こちらがお手伝いしなくてもどんどん自分でできるようになっていきます。
そう思うと、手がかかる時期ってとても可愛いくて貴重です。その時期を思いっきり堪能してくださいね。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。