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「リンゴは絶対に画像の状態で冷蔵庫に入れてはいけません!」八百屋からの警告!そのワケとは

青髪のテツ八百屋歴14年|野菜のプロ

こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。

少しずつ気温が下がってきて、秋らしい気温になってきましたね。

秋といえば新物のリンゴが出回ります。りんごは果物コーナーの中でも、特に人気のある品目で、お店で販売をしていてもよく売れてくれます。

この時期の果物だと、ブドウやいちじく、ハウスみかんと比べると安価でお買い求めやすいのも人気の理由なのかなと思います。

そんな食べる機会の多いりんごですが、保存方法を間違えている方が多くいる印象です。野菜室や常温で保存してしまっていませんか?

そこで今回は「リンゴが長持ちする保存方法」と「リンゴをおいしく食べるための保存方法」を紹介していきます。

リンゴは袋に入れて保存する

りんごを冷蔵庫で保存するときは、絶対に裸のまま入れないようにしてください。

裸で保存すると、冷蔵庫の他の食材が思わぬスピードで腐ってしまうかもしれません。というもの、りんごはエチレンガスを放出する果物なんです。エチレンガスとは、野菜や果物の成長を促して劣化を早めてしまうガスです。

つまり、リンゴは袋やタッパーを使って密閉して保存しないと、冷蔵庫の中の他の食品に悪影響が出てしまう可能性があるんです。

なので、りんごを冷蔵室で保存する際は個別で袋に入れて、口をしっかりと閉じて密閉しましょう。

逆に未熟な果物をリンゴと同じ袋に入れて密閉して保存することで、より早く追熟するという方法もあります。

リンゴは冷蔵室で保存する

買ったリンゴをより甘い状態で食べたいという方は、野菜室や常温で保存せず、冷蔵室で保存することをオススメします。

その理由は、リンゴは冷やすことで甘味が強くなるからです。りんごに含まれている果糖は低温で冷やすことで甘味が増すという性質があるんです。どのくらい変わるかというと、常温で保存したりんごと比べると1.5倍も甘くなるという話もあるくらい違います。

同じように、下記の果物も果糖を多く含んでいます。

・梨
・びわ
・ぶどう
・スイカ

これらの果物の中でもりんごは特に果糖の含有量が多いため、冷蔵室で冷やして食べるとより甘くなるというわけです。

逆に、いちごやみかん、パイナップルは果糖の含有量が少なく、ショ糖の含有量が多いので、冷やしても甘くはなりません。

りんごの保存方法まとめ

今回は「リンゴが長持ちする保存方法」と「リンゴをおいしく食べるための保存方法」を紹介しました。

ぜひ今回の記事を参考にして、この時期おいしい新物のリンゴをたくさん食べて頂けると嬉しいです。

他にも「真夏でもバナナが1ヶ月長持ちする保存の裏技」や「新鮮でおいしいシャインマスカットの選び方」という記事も書いているので、気になる方は読んでみてくださいね。

八百屋歴14年|野菜のプロ

八百屋歴14年|野菜や果物の選び方、保存方法、食べ方、豆知識など発信|Xのフォロワー数は70万人超|野菜の本を5冊出版|ブログ『やさいのトリセツ』を運営

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