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「蜜入りりんごの見分け方を教えます」八百屋が伝授します

青髪のテツ八百屋歴14年|野菜のプロ

こんにちは、八百屋歴10年の青髪のテツです。

12月も後半戦、年末年始が迫ってきていますね。

この時期おいしい果物といえば、いちご、みかん、柿、りんごですよね。みなさんはどの果物をよく食べますか?

その中でも年中人気のある果物といえば、りんごです。

りんごも当たり外れがありますよね。おいしい蜜入りりんごを選びたいけど、どうやって選べば良いかわからないという方も多いのではないでしょうか。

蜜入りりんごがおいしい理由は蜜入りが『完熟の証』だからです。りんごの蜜はそれ自体が甘いわけではありませんが、蜜入りは果実が糖分で満たされている証なので、蜜入りりんごは甘いんです。

どうですか?蜜入りりんごが食べたくなってきたのではないでしょうか。

それでは「おいしい蜜入りりんごの選び方」を紹介していきますね。

おいしい蜜入りりんごの選び方

100%蜜入りのりんごを見分ける方法はありませんが、確率を高めることはできます。

それではおいしい蜜入りりんごを選ぶ確率を高める目利きの方法を紹介します。

蜜が入りやすい品種を知る

蜜入りりんごの選び方を紹介する前に、事前情報として蜜が入りやすい品種を知っておかないと、何度りんごを購入しても蜜入りに出会えないということが起きてしまいます。

以下の品種は蜜が入りやすい赤りんごの品種です。

・サンフジ

・こうとく(高徳)

・北斗

・おいらせ

蜜が入りやすい青リンゴの品種も合わせて紹介します。

・はるか

・ぐんま名月(名月)

蜜入りりんごを狙うならこれらの品種を狙いましょう。

特にサンフジ、ぐんま名月は多くのお店で売られているメジャーな品種です。その他の品種はあまり見かけないので、気になる方はお取り寄せしてみてくださいね。

特にこうとくは蜜が非常に入りやすい品種なので、見栄えが良いです。味のバランスはサンフジの方が好きという方が多いですけどね。

それでは、それらの品種の中でも、さらに蜜が入っている可能性が高い個体の選び方を紹介します。

お尻の色が緑のりんごは避ける

赤りんごの場合未熟な個体はお尻の色が緑色ですが、完熟してくると黄色や赤色に変化します。なので、蜜入りを狙うなら、お尻が緑色のものは避けた方が良いでしょう。

ただ、緑色の未熟な個体のものは、甘みが弱く、酸味が強く、シャキシャキ感も強めなので、最近の甘すぎる果物よりも酸味が強いものが食べたいという方はあえて選ぶのもありでしょう。

また、青リンゴの場合は、全体的に黄色味が強い個体を選ぶと完熟のものに当たりやすいので、覚えておきましょう。

お尻の形をチェック

りんご農家さんによると、りんごのお尻はでっぱった尖っている形のものよりも、上画像のような緩やかな丸みのある開いている形のものの方がしっかり熟しているそうです。

実際に食べ比べてみると、確かにお尻が緩やかな丸みのある開いている形のりんごの方が甘みが強くおいしく感じました。

お尻の色と形はチェックして購入すると良いですよ。

中玉サイズを選ぶ

大きく育ちすぎたりんごは蜜が入りにくいので、中玉か小玉のサイズのものを選ぶと良いでしょう。

りんごは木箱で注文するとサイズがバラバラで入荷することがあります。そのような場合販売されているりんごのサイズがバラバラなことがありますが、蜜入りを狙うなら欲張らずに大きすぎるものは避けて選ぶと良いですよ。

よくわからない方は、店員さんに「32玉サイズよりも小さいりんごが欲しいんだけど」とお声かけ頂けると対応してもらえると思います。

おいしい蜜入りりんごの選び方まとめ

今回は「おいしい蜜入りりんごの選び方」を紹介しました。

ぜひ今回の記事を参考に、これからの時期おいしいりんごをたくさん食べていただけると嬉しいです。

他にも「蜜が入りやすい高徳りんごってどんな品種?」や「ブロッコリーのカサに潜む虫や汚れをしっかり取り除く洗い方」という記事を書いているので、気になる方は読んでみてください。

八百屋歴14年|野菜のプロ

八百屋歴14年|野菜や果物の選び方、保存方法、食べ方、豆知識など発信|Xのフォロワー数は70万人超|野菜の本を5冊出版|ブログ『やさいのトリセツ』を運営

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