日本プロゴルフ協会の会員外理事に元読売巨人軍・宮本和知が選出される。今後のプロゴルフ界に期待すること
日本プロゴルフ協会は8日(金)、神奈川県横浜市で定時社員総会を開き、明神正嗣氏を次期会長候補に選出した。
また、新会長が推薦する会員外理事の一人として、元プロ野球・読売巨人軍の宮本和知氏の就任もあわせて発表された。
今回の宮本氏の理事就任人事に関して、プロゴルフとプロ野球双方のファンである筆者としては大きな期待を寄せている。
宮本氏は現役時は巨人軍の左のエースとして活躍し、引退後はメディアで活躍した後に巨人軍の投手コーチも務めている。
投手コーチ時代には元木大介コーチと共に、YouTubeやInstagramでの広報活動にも大きく貢献しており、その活躍ぶりは原監督から「まさに水を得た魚のようだ」と称されていた。
また現在ではその経験を活かし、読売ジャイアンツ女子チームの監督を務めている。これは今後の女子野球発展に最も貢献できるのが宮本氏であると判断されたからだろう。
なぜ日本プロゴルフ協会の理事にプロ野球OBを採用したのかと疑問に思う人もいるかもしれない。
しかし宮本氏の野球界・メディアでの経験は間違いなくプロゴルフ界にも大きく貢献すると筆者は考えている。
日本においては野球がメジャースポーツだと捉えられていることが多い。これは何より野球がファンから最も応援され続けたスポーツであるからに他ならない。
いかにファンを獲得し、より注目してもらうかという方法を宮本氏よりも知っているスポーツ関係者はなかなかいないと言っても過言ではない。
つい先日以下の記事で男子ツアー不人気の理由を解説したばかりだ。
<参考記事>【SNSで話題】「なぜ男子ツアーは女子ツアーよりも人気が無いのか…」ファンの声をまとめてみた
このような事態を食い止めるためにも、今後の宮本氏の活躍から目が離せない。