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期間限定のチャレンジ・レストラン!美味しく食べて、彼らの夢を応援してみませんか?【神戸市】

Hinata J.Yoshioka旅するフォト&ライター(神戸市)

阪急オアシス神戸三宮店の地下、元イカリスーパーだった場所が新たに美味しいものスポットになっているのをご存知でしょうか。

キッチン&マーケット略して「キチマ」には、ここで買ったものをその場で食べられるイートインのスペースなどもあって、色んな物を買っては食べ比べをして楽しんでいらっしゃるお客さん達の姿が見られるのですが…

実はこのイートインの奥の空間で、実験的にあることが行われているんです。何だと思いますか?一言でいうと「食のスタートアップ支援事業」です。つまり、飲食店を始めたい人がここで自分のお店を期間限定でオープンしてしまえるんです。

こんなバックアップがあると嬉しいですよね
こんなバックアップがあると嬉しいですよね

お店を開きたい!だけど全く初めてで予想もつかない。本格的にやる前にお試しでやってみたい…という人にぴったりなこの企画。その内容は、神戸市が阪急オアシスと連携して、期間限定でチャレンジ場所を提供、支援してくれるというものなんです。

既に第5期の店舗までは募集も終わっているのですが、まだまだ先があるようです。是非やってみたい!という人は下方の連絡先へ(※)お問い合わせしてみてくださいね。

飾り付けもお洒落で、シックな雰囲気の「PORK BELLY CANTEEN」
飾り付けもお洒落で、シックな雰囲気の「PORK BELLY CANTEEN」

では実際に今、第3期目としてここでお店を実験的にやっている「PORK BELLY CANTEEN (ポークベリーキャンティーン)」さんをご紹介します。11月スタートで3ヶ月間のチャレンジ中、早速そのメインのお料理を食べてみたいと思います。

「タコスライス」は、いわゆるタコライスかと思いきや全然違って驚きました。とてもシンプルな味付けで、程よいバター感のバスマティライスに、カルニタス(メキシコの豚肉料理)の旨みある味わいとハラペーニョのパンチある辛みが本場の味を彷彿させています。

ライムを絞った辛口のビールが欲しくなる、本場で出会えそうな味  取材協力 PORK BELLY CANTEEN
ライムを絞った辛口のビールが欲しくなる、本場で出会えそうな味 取材協力 PORK BELLY CANTEEN

他に「ポークビリヤニ」と「ルーロー飯」もあるのですが、このラインナップは何故かというと、以前東京でやっていたシェアキッチンで人気メニューだったものなんだそう。

店長さんは南インドカレー屋さんで料理修行をしていた時もあるそうなのですが、カレーよりも人気が高かったのが実はこのビリヤニだったとか。それを聞いたら食べてみない訳にはいきませんよね。

早速ポークビリヤニをテイクアウト。蓋を開けると、大きな豚肉がゴロゴロと入っています。見た目でも本格派だと分かるのがバスマティライスを使っているところです。インドでビリヤニという料理はとってもメジャーな食べ物なのですが、ビリヤニは必ずこのバスマティライスを使って作ります。

12種類ものスパイスを使って作られている「ポークビリヤニ」 取材協力 PORK BELLY CANTEEN
12種類ものスパイスを使って作られている「ポークビリヤニ」 取材協力 PORK BELLY CANTEEN

バスマティライスを使うことでお米のパラパラ感がしっかりと出るのですが、パラパラチャーハン好きはきっとこの食感にもハマると思います。あっさりしているけど、その分スパイスの味がしっかりと入り込んでいて、独特の味わいなんです。

しかもこの豚肉、カレー風味のスパイスが染み込んでいるだけではなく、めちゃ柔らかい!「ポークベリーキャンティーン」という店名のポークベリーとは豚バラのことで、豚肉料理全般のお店にしようというのが名前の由来だとか。

スパイシーなライスと柔らかな豚肉、アクセントのアーモンドの香ばしさやカシューナッツの甘味、付け添えのヨーグルトで味変もできて満足度高しです。お試しのミニサイズもあるということなので、他のメニューと合わせて食べ比べしてみるのもありですね。

美味しく食べて、PORK BELLY CANTEENの出店を応援しよう
美味しく食べて、PORK BELLY CANTEENの出店を応援しよう

さて、この「食のスタートアップ」企画ですが、売り上げの20パーセントと専用レジ使用代金を支払うだけで、家賃がかからないのと調理器具がそのまま全部借りられるという利点があります。

スチームコンベクションやオーブン、業務用のコンロが3口、冷蔵庫や冷凍庫、食洗機まであれこれ一式あります。キッチンは結構広くて料理もしやすそうです。

使い勝手の良さそうなキッチン、調理もストレスなく楽しめそう
使い勝手の良さそうなキッチン、調理もストレスなく楽しめそう

実際に第1期目に挑戦した「samo cuisine francaise」さんは、北野坂にフレンチのお店を出されたそうですよ。これはもう、やりたい人はどんどんGO!ですね。

色々と厳しいご時世ですが、逆にこんな時代だからこそ生きていく希望や夢を持つことが大切なのかも知れません。チャレンジャー達の夢が叶うように、皆さんも美味しく食べて応援してみませんか。

(※)神戸市産業振興財団「食のスタートアップ支援」 (現在は第5期まで出店者が決定しており、第6期以降も継続予定。下記までお問い合わせ下さい)

食のスタートアップ支援事業

電話:078-360-3209 (土日祝を除く9:00〜17:30)
E-mail:business@kobe-ipc.or.jp
食のスタートアップ支援事業 (外部リンク)
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旅するフォト&ライター(神戸市)

旅なしに人生は語れない、ノマド系フォトライター。国内から世界各国まであちこち歩きまわって取材する、体当たりレポートを得意とする。趣味は美味しいもの食べ歩き、料理、音楽、ダンス、ものづくり、イベント企画などなど、気になる物には何でも手を出してしまう。南国気質で、とにかくマイペースな自由人。

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