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ドゴール将軍の再評価(1)

高橋和夫国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

1960年代末に引退し1970年代に世を去ったフランスのシャルル・ドゴールを再評価したい。というのは、ドゴールはEU(欧州同盟)の前身であるEC(欧州共同体)へのイギリスの加盟申請を拒否したからである。ECは、1957年のローマ条約に依拠して成立し、現加盟国はフランス、イタリア、西ドイツ、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグの六カ国であった。イギリスは、これに参加しなかった。英連邦を通じた旧植民地諸国との強い関係、さらにはアメリカとの特別に親密な関係が、ヨーロッパ大陸諸国の経済統合運動に参加するのを妨げた。

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国際政治学者/先端技術安全保障研究所会長

国際情勢をわかる言葉で、まず自分自身に語りたいと思っています。北九州で生まれ育ち、大阪とニューヨークで勉強し、クウェートでの滞在経験もあります。アメリカで中東を研究した日本人という三つの視点を大切にしています。映像メディアに深い不信感を抱きながらも、放送大学ではテレビで講義をするという矛盾した存在です。及ばないながらも努力を続け、その過程を読者の皆様と共有できればと希求しています。

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