ヘアウォーターを使えば冬物衣類のケアが簡単にできる!
こんにちは!おうちクリーニング研究家のハナです。
ゴワゴワになったフリース、洗ったら縮んでしまったニット、ボリュームがなくなったファーなど、問題を抱えたままクローゼットに眠らせている服はありませんか?
これらのトラブルはヘアケア用の寝癖直し、洗い流さないタイプのトリートメントなどの「ヘアウォーター」を使うことで簡単に修復可能です。
ヘアウォーターには、髪の毛に油膜を作って滑りを良くしたり、キューティクルが剥がれるのを防ぐ効果がありますが、衣類のケアにも代用できます。
本日は、ヘアウォーターを使ってできる衣類のケアの裏技を3つ紹介します。ウールの縮みも簡単に直せますので、お気に入りの衣類を捨てる前に一度試してみてはいかがでしょうか?
衣類ケアに代用できるヘアウォーター
今回、衣類ケアに使ったのは洗い流さないタイプのヘアトリートメント。トリートメント以外にも寝癖直しスプレーでもOKですが、できればシリコン成分の入ったものがおすすめです。
ヘアウォーターのほとんどにシリコンが使われていて、使われていないものにはノンシリコンと記載されているので、わかりやすいかと思います。
※成分に表に「〇〇メチコン」「〇〇シロキサン」「〇〇キサン」などという名前がついてるのがシリコン成分です。
あと、白い衣類に使う時は、着色料が使われていないもの、香料が苦手な方は無香料のスプレーを使ってください。
シミになる場合があるので、事前に目立たない場所で試してから使ってください。
洗ったら縮んでしまったニットを修復する方
【ニットの縮みを直すために必要なもの】
・ヘアケアスプレー
・洗濯バサミ
ヘアウォーターで繊維の滑りをよくして、縮んだ繊維を元に戻します。
1、縮みを直したい箇所にヘアウォーターをスプレー
2、ニットの片方を洗濯バサミで固定して、もう片方を伸ばしたいところまで引っ張りつつアイロンのスチームを当てます。※やけどにご注意ください。
たった2つの工程で縮んで型崩れした裾(すそ)を伸ばすことができました。
買ってきたニットのサイズが少し小さかったと言うときも使える裏技です。
ゴワゴワになったフリースやフェイクムートンのケア
【フリースをふわふわにするのに必要なもの】
・ヘアウォーター
・スリッカーブラシ
ゴワゴワになってしまったフリースやフェイクムートン内側など、毛足が長い素材のケアにはヘアウォーターとペット用のスリッカーブラシを使います。
スリッカーブラシはもともとムートンの絡みを取るためのブラシとして開発され、現在はペット用ブラシとして一般的に使われるようになりました。100円ショップのダイソーでもペット用として販売されています。
1、ほぐしたい箇所にヘアウォーターをスプレーする
2、スリッカーブラシでブラッシングする
方向は定めず、あらゆる方向からブラシをして、最後に毛並みにそって毛先を整えていきます。スリッカーブラシを使うと絨毯のようにゴワゴワに固まったフリースもふわふわに整えることができます。
あまり力を入れずにかるく表面を払うようにブラッシングするのがコツです。
ヘアウォーターを使うことで静電気の発生を抑えてツルツルとした気持ちのよい肌触りになります。
ツヤもボリュームがなくなったファーのケア
ファーのケアに必要なもの
・ヘアケアスプレー
・洋服用ブラシ(人間用でも可)
・ドライヤー
ファーはヘアウォーターとブラシで毛並みを整えるだけでも見違えるようにツヤとボリュームがアップします。
洋服用ブラシがなければ人間用のブラシでもいいですが、洋服ブラシは100円ショップの商品でもいいので1つ持っておくと便利です。
1、ヘアケアスプレーをファー全体にスプレーする
2、毛並みに逆らうようにブラッシング
3、ドライヤーの風を当てます。
4、仕上げに毛並み沿ってブラッシングする。
ブラッシングだけよりもヘアケアスプレーを使ったほうが静電気防止になり、ふんわりとツヤ良く仕上がり高級感がアップします。また、シリコンでコーティングすることで汚れもつきにくくなります。
ヘアウォーターを使った冬物衣類ケアの裏技 まとめ
・ニットの縮みを修正できる
・フリースの質感を再生できる
・ファーのボリュームをアップすることができる
洗い流さないタイプのヘアトリートメントスプレー、寝癖直しスプレーなどのヘアウォーターを使うと、髪の毛だけでなく衣類をケアして高級感もアップさせてくれます。
本日紹介した3つの方法は洗濯も必要ありませんし、どれも数分あれば完了します。衣類ダメージによってお気に入りの衣類を処分する前に試してみてはいかがでしょうか?