【京都市下京区】今日は和菓子の日! 季節を感じる和菓子を求めて「亀屋良長 本店」へ
皆さん、今日は何の日かご存知でしょうか? ってタイトルに入れてしまってるのですが、6月16日は和菓子の日なんです。知ってました? 私は知りませんでした。調べてみますと、全国和菓子協会が1979年に制定したとのこと。その由来は……848年の6月16日、仁明天皇が16個のお菓子やお餅などをお供えして健康や招福などを祈願したことから、なんですって。848年の元号は「嘉祥」なので「嘉祥の日」とも言われていたり、「嘉祥」は「嘉定」と書くこともあったり……。諸説あり! ということで、とにかく6月16日は和菓子の日ということで、四条通沿いにある「亀屋良長」さんの6月の和菓子をいただきます!
四条堀川交差点から東へ少し、四条通沿いにある「亀屋良長」さん。ホームページによりますと、210余年の歴史があるそう。四条烏丸、四条大宮のどちらからも徒歩圏内でして、アクセスのよさもうれしいですね。
店内はこちら。明るくて、広々としてます。そして、どこを見てもおいしそうな和菓子が並んでおりますよ。
亀屋良長さんのお菓子って、かわいいもの、ユニークなものがいろいろあるんですよ。この「暦」シリーズ(でいいのかな?)なんて、お菓子はもちろん、パッケージのデザインもいいですよね。こんなんお土産に持ってったら喜ばれそう〜。
そしてテレビなどでも見かけたことのある「スライスようかん 小倉バター」がこちら。パンにあん、そしてバターという、間違いない組み合わせを、亀屋良長さんのハイクオリティな味わいで楽しめるということで、人気が高いのも納得です。
そして亀屋良長さんといえば、醒ヶ井水。お店の横にほら、こんな感じであるのですが、このお水は、亀屋良長さんの初代が店を構える決め手になったもの。和菓子作りに適した水を求めてここにたどり着いたそうです。今でも和菓子作りに使われているこの醒ヶ井水、誰でも自由に汲んでいいんですよ。どんな味なんでしょう、飲んでみたいわ〜!
はーい、飲めるんでーす!なんと店内に醒ヶ井水が置かれていて、その味を確かめることができるんです。駄舌ではありますが、まろやか〜ということはわかりました。さて、和菓子の日ということで、今回は6月のお菓子3種を買うことにしましたよ。
こちらが季節の生菓子でして、お伺いしたときには3種が販売されていました。ホームページによると、販売期間は6月6日から20日までとのこと。食べたい人は急いでください! では、ひとつずついただきます。
「青梅」432円でございます。この淡い色合いが目にも涼やか〜。青梅を外郎であらわしているとのこと。ちなみに「外郎」、読めます?「ういろう」って読むんですって。ひとつ賢くなりました。
中はこんな感じ。中心の茶色っぽい三角形は梅酒入りの寒天。食べると外郎、白あんの柔らかな食感に、寒天の程よい弾力が合わさります。寒天からはほのかな梅の味と香り。う〜ん初夏の味ですね〜。
「紫陽花」432円です。梅雨の時期にしっとりと咲く紫陽花の花、花びらを表現しているとのこと。花びらにのった露も芸が細かい!
ホームページによりますと、きんとん、粒あんとなっておりますが、食べてみると、こしあんのようななめらかな食感でした。雨の日、お家でお茶といっしょにゆったりと楽しみたい、そんなお味でございます。
3つめは「蛍の夜」432円です。これまた見るからに涼しげ。外側は透明の錦玉羹です。この中がですね……。
あら、美しい! 中は黒糖あんと黄色に染めた白あんになってまして、静かに光る蛍を表現したとのこと。錦玉羹と中に入った2種のあんのコラボがお口の中で楽しめますよ。
6月16日、和菓子の日に、京都の老舗「亀屋良長」さんの季節の和菓子をいただきました。季節感があって、目でも楽しめて、食べておいしいのが和菓子。食べるとき、ゆったりとした時間が流れる気がするのは私だけでしょうか?
よく食べると言う人も、時々しか食べないという人も、今日はぜひ和菓子を味わってみてください。梅雨で滅入りがちな気分も、きっとほっこり明るくなるはずですよ!
亀屋良長 本店
住所/京都市下京区四条通油小路西入柏屋町17-19
電話/075-221-2005
営業時間/9:30〜18:00(茶房11:00〜17:00)
定休日/無休(元旦、2日除く)
亀屋良長 ホームページ