猛烈な勢力の台風2号 4月の沖縄に影響
台風2号 猛烈な勢力で北上
台風2号は、17日(土)の午後9時にフィリピンの東の海上で”猛烈”な勢力になりました。中心の気圧は、18日(日)の午前3時に”895ヘクトパスカル”となり、18日(日)の午後3時にかけて、中心気圧は895ヘクトパスカルを継続しました。(※速報値)。台風の中心気圧が900ヘクトパスカルを下回るのは、2016年9月の台風14号以来となります。
2016年は台風接近のラッシュに
2016年の台風14号は、9月10日にフィリピンの東で発生し、13日に沖縄の南海上で890ヘクトパスカルになりました。その後は西北西に進み、台湾の南を通って中国大陸方面へ進みました。2016年9月の沖縄では、台風14号による直接的な大きな影響はなかったものの、4個の台風(12号・13号・16号・17号)が接近し、八重山地方を中心に大荒れの天気となりました。
4月の沖縄
4月は台風の発生がまだ少ない時期であり、沖縄付近への太平洋高気圧の張り出しが弱く、沖縄付近にはなかなか近づきません。4月の台風の発生の平年値(1981年~2010年)は0.6個、沖縄地方への台風の接近数は0.0個となっています。
台風2号 沖縄地方は暴風警戒域に
猛烈な勢力の台風2号は、18日(日)午後6時現在、フィリピンの東海上にあって、北へゆっくりと進んでいます。中心の気圧は900ヘクトパスカルとなっています。台風は今後も北上を続け、23日(金)にかけて、沖縄の南海上に進む見込みです。沖縄地方は台風の暴風警戒域に入っています。沖縄の近海では、うねりを伴い波の高い状態が続いています。22日(木)から23日(金)頃は大しけとなるおそれがあり警戒が必要です。
沖縄地方は、これまで4月に台風の大きな影響はなかったものの、今年は台風2号の進路に注意が必要です。