Asia League's Former NHLers 2nd All-Star Team
「北米、ヨーロッパに続く第三の国際リーグを目指す」との旗印を掲げて船出した「アジアリーグアイスホッケー」が、創設15年の節目を迎えたのに際し、リーグ創設後にやって来たNHL選手たちの中から12人を厳選して、歴代アジアリーグのオールスターチーム(ベスト6)を紹介しています。
リーグの創設記念日にあたる今月15日に配信した「1st All-Star Team」に続いて、今回は「2nd All-Star Team」をご覧いただきましょう。
▼GOALTENDER
ウェド・フラハティ(NHL通算120試合出場)
アジアリーグ通算成績(レギュラーシーズン):チャイナシャークス(在籍1季)36試合7勝29敗。ベスト6選出1回
サンノゼシャークスを運営するシリコンバレースポーツエンターテイメント社(当時)が、アジアリーグ参戦のためチームを新設。初年度は失点が多く最下位となった反省から40歳の守護神と契約。その甲斐あって、初めて中国のチームが日本のチーム(日光アイスバックス)を抜き最下位を脱出した。
▼DEFENSEMAN
リチャード・ジャックマン(NHL通算231試合出場・スタンレーカップ1回獲得)
アジアリーグ通算成績:アニャンハルラ(在籍2季)、日本製紙クレインズ(1季)123試合38ゴール79アシスト
ドラフト1巡目(全体5位)で指名されながらレギュラーになれなかったが、アナハイムダックス在籍時に優勝。アジアリーグでは5人目となるスタンレーカップに名前を刻んだ選手。威力抜群のスラップシュートが最大の武器だった。
ペッテリ・ヌメリン(NHL通算139試合出場)
アジアリーグ通算成績:栃木日光アイスバックス(在籍中/1年目)19試合2ゴール11アシスト
トリノオリンピックのフィンランド代表に選ばれたのに加え、コロンバスブルージャケッツとミネソタワイルドに在籍した元NHLプレーヤー。間もなく45歳になるが、父親のティモも46歳まで現役を続けていた。
▼FORWARD
ショーン・ポディーン(NHL通算699試合出場・スタンレーカップ1回獲得)
アジアリーグ通算成績:日光アイスバックス(当時=在籍1季)26試合7ゴール7アシスト
親日家だったことから現役最後の年に来日。地域貢献や奉仕活動などオフアイスでの働きを評価され、キングクランシーアウォードを受賞した男は、チームの精神的な支柱となった。
ステファン・ベイユ(NHL通算506試合出場)
アジアリーグ通算成績:王子イーグルス(在籍中/3季目)94試合30ゴール52アシスト
ミネソタワイルドでデビューを飾って以降、NHLでは得点力の高い相手選手と対峙するチェッキングFWとして活躍。契約満了後、新しいチームが決まらずにいた一昨年11月に来日し、イーグルスでは主力FWの役割を担っている。
タイソン・ナッシュ(NHL通算374試合出場)
アジアリーグ通算成績:日本製紙クレインズ(1季)5試合1ゴール
ベイユと同じくNHLではチェッキングFWとしてプレー。チーム浮上のためシーズン半ばに外国人選手を一新したクレインズに、「1st All-Star Team」のジェイミー・マクレナンとともに加入。レギュラーシーズンこそケガに泣かされたが、プレーオフでは存在感を発揮。引退後はFOX SPORTSで解説者を務めている。