本通駅から徒歩3分。
うらぶくろ商店街に堂々と佇む、提灯が目印のお店。
2022年2月16日オープンの「独釜法違反と炭（どくかまほういはんとすみ）」。
なんとも独創的な店名に思わず立ち止まって見てしまう。

今春だけの限定オープンのハンバーグの店。
新規＆期間限定オープンというだけあって、店前にはものすごい行列。
店内13席という小規模なことも相まって、多少の待ち時間は覚悟が必要かも。

入店するとまずは左側にある券売機で食券を購入。
基本メニューは「独釜炭御膳」1,300円（税込）のみという潔さ。
着座すると間もなく羽釜とお盆セットが到着。

国産厳選米を使った「独り一釜」の炊き立て銀シャリは、蒸らさないといけないらしく、砂時計をひっくり返して待つ。

ハンバーグは、特注のマシンを使って超高速で上下からジェット噴射加熱をし、表面のみを固めて旨味を閉じ込めてから備長炭でひとつひとつ丁寧に焼き上げているそう。
焼きたてのハンバーグをひとつずつ七輪にのせて提供してくれるスタイル。
和牛入純国産牛100％ハンバーグが、一人3個（1個80g）まで同一料金。

炊き立ての真っ白できらきらと光るお米をお茶碗によそって、ハンバーグとともに口に運ぶ。

超粗挽きだから食べ応えも抜群。
旨味がぎゅっと詰まっていて、つくねの軟骨やスジに似た食感が楽しめ、ほんのり感じる備長炭の香りも、食欲をさらに搔き立てる。

そのまま食べてももちろん美味しいハンバーグだが、もっと美味しく食べられるトッピングが複数用意されている。
食べる薬味として常時6種類。

定番の「3種のお酢の玉ねぎビネガー」、「ゆず入り生七味」、「信州安曇野直送粗切り本山葵」、「自家製ガーリックふりかけ」、「自家製カレースパイス」に加えて、日替わりが1種類。
薬味以外にも、「自家製だし醤油」や「自家製ぽん酢」もあるので、何度でも味変が楽しめるのも魅力だ。

肉の旨味をガツンと感じられるハンバーグに甘くて美味しい炊き立てのお米。
多彩な調味料と組み合わせることで、箸が止まらない無限ループ。

ちなみに、銀シャリはお茶碗2杯分あるが、足りない方にはヘルシーな麦飯をサービスしてくれるそう。
ハンバーグは追加1個350円。

さらに、石本農園の真卵も一人ひとつサービス。

石本農園の真卵は、新鮮でハリがあり、黄身の自然な黄色が特徴だ。
締めのTKGにも合うし、ハンバーグにつけて食べてもいい。
私は大好きなTKGにすることに。
「自家製だし醤油」の甘さと合わさり、本当に美味しい。

他にも、ハンバーグと相性抜群の牛たん入り牛テールスープや、自家製のお漬物も付く「独釜炭御膳」。
今春だけの期間限定オープンなので、このチャンスを逃すべからず。
一度、足を運んでみては？

独釜法違反と炭（どくかまほういはんとすみ）
所：広島県広島市中区袋町2-10-1F
営業時間：11:15～15:00／17:00～22:00※新型コロナウイルスの影響で変更有
席：13席
休：不定休
HP：Instagram