【台東区清川】戦前から愛される焼きそば専門店大釜(ダイカマ)本店。お店のおススメがめちゃくちゃ旨い!
ソース焼きそば発祥のお店、大釜(だいかま)本店。遅い時間には売切れることも多いのですが、この日は梅雨の雨のせいか15時前でも営業中の看板がかかっていました。
店内に入ると美味しそうなソースの焼ける香ばしい匂いが♪
創業は昭和3年。日本で最も歴史のある元祖ソース焼きそば専門店で、日本全国に根強いファンを持つ老舗店です。店内には、戦前の物で唯一残っている木彫りの招木看板がかかっていました。
お店の3代目でもある女将さんおススメの牛バラ玉子焼きそばを注文。大きな楕円形の皿に盛られた焼きそば。これで大盛ではないのですからびっくりです。「たくさん食べてもらいたいからねえ」とおおらかに笑う女将さん。
「うちの焼きそばは、ソースをたっぷり使って焼いているからしっとりしているの。お祭りのようなパラっとした感じじゃないから好き嫌いが分かれるんだけど…」と話されましたが、イヤイヤ、この甘さと酸味とコクが合わさったソースのしっとり感のある焼きそば、最高です! 太麺にしっかりとソースが絡んで味が重厚。焼き付けた玉子の半熟ホロホロ感が、ソース味をマイルドに変化させます。もやしとキャベツ、旨味を吸った天かす、そして、
豚バラがドドンと入っています。美味しさのあまり、大好きなビールを飲むことも忘れて一気に食べ尽くしてしまいました。
3代目の女将さんは、明るく感じが良くて素敵な方でした。「アサヒ商店会は、以前はもっと栄えていたの。コロナくらいからお店もだんだん少なくなってしまって寂しくなってしまった。だけど、良いお店がたくさんあるんですよ。まずはうち(大釜本店)の前にある居酒屋の越後屋さん、とっても美味しいんで、ぜひ行ってみてね。」と他店のおススメもいただきました。ハイ! もちろん行きますとも!
こちらが大釜(ダイカマ)本店の近くにある越後屋。この日はたまたまお休みでしたが、普段は朝から、休憩時間を挟んで夜まで営業してます。
大釜(だいかま)本店と越後屋のあるアサヒ商店会は、電車での最寄り駅は南千住駅ですが、1キロ弱離れていて、かなり距離があります。台東区コミュニティバスめぐりん(ぐるーりめぐりん or 北めぐりん(浅草回り))に乗車して清川1丁目で下車するとスムーズです。
大釜(だいかま)本店
〒111-0022 東京都台東区清川1丁目29−5