戦国武将たちに学ぶ『勝負運アップ』の秘訣3選
いよいよ受験シーズンの到来。
受験生のみなさんにとってはこれまでの努力を発揮することはもちろん、自分自身を信じることが大切になってきます。戦国時代を生きた武将たちもまた、重要な戦いに挑む際には、戦略や兵力だけでなく、『運』を味方につけることが重要だと考えていました。
最後にできることはやる。今回は、戦国武将たちがどのように運を引き寄せたのか、その秘訣を3つ紹介いたしますので、参考にしてみてくださいね。
勝負運アップの秘訣①:神頼みと戦勝祈願
戦国武将たちは出陣前に神社や寺院で戦勝祈願を行っていたとされています。受験生の皆さんも神社や寺院へ行き成功をお願いしたのではないでしょうか?
織田信長と熱田神宮(あつたじんぐう)
みなさんもよく知っている戦国武将、織田信長は愛知県にある熱田神宮に戦勝祈願をしていたと言われています。桶狭間の戦いの前に熱田神宮を参拝したことが、大軍を率いる今川義元への勝利につながったのかもしれませんね。
勝負運アップの秘訣②:ゲン担ぎとジンクス
武将たちは日常の中にも「ゲン担ぎ」や「ジンクス」を大切にしていました。勝利にかけて大事な日はかつ丼(勝つ丼)を食べる!みたいなものです。
伊達政宗の兜の三日月
独眼竜とも知られる伊達政宗の兜には、大きな三日月が飾られていました。この三日月は、北極星を武運の神様とした妙見信仰に由来があるとされています。
徳川家康の兜のシダ
江戸幕府の初代将軍、徳川家康の兜にはシダの葉があしらわれていました。シダは常緑で枯れないことから、不老長寿や勝利の象徴とされていたようです。
このようなモチーフを兜に用いることでゲン担ぎとし、戦いに向けた安心感を得たかったのかもしれません。このような小さな自信が勝利につながることもめずらしくありません。
勝負運アップの秘訣③:戦国時代の風水や占い
お正月におみくじをひいたり、1年の運勢を占ったりした人も多いのではないでしょうか?武将たちも風水や占いを戦略の一部として取り入れていたようです。陣を張る場所や出陣の日取り、さらには武具の配置にまで細かい配慮がされていました。
上杉謙信と毘沙門天
越後国(現在の新潟県)を含む北陸地方を支配した武将、上杉謙信。彼は仏教の武神「毘沙門天(びしゃもんてん)」を深く信仰し、自らを「毘沙門天の化身」と称していました。その信仰心が謙信の冷静な判断力や強い意志を支えたと言われています。
武田信玄と占い
甲斐の虎とも名高い武田信玄は、占いを駆使して戦のタイミングを見極めていたようです。諸説ありますが、占い師の助言により武田晴信から武田信玄に改名したとも言われています。
風水や占いは、なにかを決める手段のひとつとして利用されていたようですね。決めきれないときは、このような日頃の信仰心や外部からのアドバイスが頼りになるかもしれません。
戦国武将も最後は『運』頼み
波乱の世を生き抜いた戦国武将たちも、きっと勝利のために日々の努力は欠かさなかったはず。だからこそ、最後は頼れるものすべてを頼って「やれることはやった」と思いたかったのかもしれませんね。
今、勝負を控えている皆さんのことも『運』が味方をしてくれますように。