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ストレスフリーな子育ての秘密兵器!「あきらめる」ことで変わる親の人生

保育士ごんちゃん保育士/チャイルドカウンセラー

こんにちは!保育士ごんちゃんです。

「無理しない育児」をモットーに、保育士として地域の子育て支援事業に従事しながら、オンラインでも育児に関する情報発信をしています。

そして私も現役の子育て世代で、3人姉弟の育児に日々奮闘しています。

今回は穏やかなメンタルを保つために実践していることについてまとめてみたいと思います。

完璧主義だった私がイライラしなくなった理由

私は春に精神的に落ち込みやすい傾向にあるので、その対策として朝の散歩やメンタルにいい行動習慣というのを少しずつ取り入れて試しています。他にも色々実践していることがあって、最近とても穏やかに過ごせることが増えてきました。今回は、そのうちの1つをお話ししたいと思います。

私は元々完璧主義な性格で、これは子どもの頃から気づいたらそうなっていました。小学校1年生の日記にまさに完璧主義さがわかるようなことを書いたりするほど、ずっと積み上げてきた性格です。

それで20代の頃2回うつ病にもなったと思っているので、それから約5年ほど、特に娘がうまれてからは完璧主義を手放そうと色々試行錯誤してきました

今はそれまでと比べてだいぶ完璧を追い求めることがなくなりましたが、それでもこだわりが抜けきれないところはありました。特に夫婦関係で、夫に対してイライラしてしまうことはずっとあったんです。
ですが最近は、イライラすることがほとんどなくなりました。それがなぜかというと、ある程度あきらめたことが良かったと思うんです。
これは悪い意味ではなく「あきらめる」ことで、ポジティブに考えられると思うようになりました。
これは対人関係でもそうなんですが、自分自身に対してもあきらめるというアプローチ、考え方がメンタルにも良いんです。

例えば完璧主義で考えると、100点を目指す状態から「これでいいか」と思えたり「これはしなくてもいいかな」と手放せたりするのは、一種のあきらめですよね。ですがこれをすることで、50点でも60点でもオッケーというように「0点じゃなければいい」と考えられるようになります。

自分に対しても相手に対してもあきらめるとラクになる

それが自分自身にも言えます。他人に対しても、例えば夫との関係で「これをこうしてほしい」や「こういう時にはこういう風に言ってほしい」というのは自分の思い描く理想なので、100点の状態で返ってこないとイライラすることが多かったのですが、今ではそれがだいぶなくなってきました。

それによって物事にあまりこだわらなくなり、結果的に夫も含めた周りの人との人間関係がとてもいい状態になりました。

この「あきらめる」というのは、私が以前人と比べてとてもつらかった時に実践していたことでもあり、最近は本当に人と比べて落ち込むということがなくなってきました。

人と比較してとてもつらかった時は「この人はすごいけど、その人はその人だ」みたいに「自分はその人にはなれないから諦めよう。自分にしかない、できることを探そう」というように気持ちを切り替える練習をずっとしてきました。
するといつの間にか人と比べることが減って、どんどん自分軸で生きられるようになって生きやすくなっていきました。

「育児」でも「あきらめる」ってできるの?

育児においても「ある程度あきらめる」というのは結構いいと思うところがあります。これについては、小児脳科学者さんも「子どもに対してある程度あきらめるのがいい」と話されています。

子どもは、心も体も頭も全て成長途中ですよね。大人からしてみたら「そんなことしないで」というような変な行動や面白いことをしてくれます。
特に0歳から6歳までは「個々を育んでいる時期」だと言われていますが、自分だけで精一杯だった1人の人間が徐々に他の人を見るようになったり、社会の中で生きていけるようになります。

それには脳の発達も大きく関係していて「他の人と社会で一緒に生きていく力」だとかそういうことを考えられるようになる脳の仕組みが出来上がるのは10歳以降だそうです。ですので10歳以降にしかできないことを2、3歳の時に求めても、それは難しいということになりますよね。

また、子どもも1人の人間なので親が思い描いた通りに動かなくても普通ですが、でもやっぱり子どもを思う親心から「子どもにはこういう風になってほしい」や「困ってほしくない」と思い、子どもに期待をかけすぎたり、知らず知らずに要求が大きくなってしてしまうことはありませんか?

その小児脳科学者さんがおっしゃっていたのが「子どもに対していつでもあきらめる準備をしておくのがいい」ということでした。

だから「自分が思った通りに子どもが動かなくても仕方ない、しょうがない」と思えると、あまり子どもに対しての要求も大きくならないし、期待をかけすぎないことにもつながります。

そのためいい意味で「諦める」というのは子どもが子ども自身の人生を歩んでいく意味でも、親がイライラしないという意味でもいいなと思います。

子どもに対してイライラしてしまう時は、自分の要求をうまく返してくれなかったり、こうしてほしいと思ったことが通らなかった時が多いのではないでしょうか?
そこを「まあいいか」と受け流したり、完璧主義の話のように「100求めるんじゃなくて、50ぐらいできればいいや」「0じゃないならいいや」と思える方が自分が楽ですよね。
親である自分が、全て100で言ってしまうと一番自分がきつくなってしまいます。自分にも人にも求めてしまうし、100点じゃないとダメだと思ってやっていくときつくなってしまいますし、私も自分の人生でそれが良くなかったと思っています。ですが自分にも周りの人に対しても要求のレベルを下げるようにすると、今はとても生きやすくなりました。

それで今は、ある程度あきらめた方が、人生も子育てもうまくいくのではないかと思っています。

100点は目指さず希望を持とう

子育ての視点としてもう1つ言えるのは、子どもはあくまで成長段階なのでこれからいかようにも成長していく可能性を秘めていますよね
ですので全部、「この子は無理なんだ」と諦めるという意味で諦めてしまうのではなく、「今はまだできないけど、いつかきっとできるはず」という希望も一方で持っておくのがいいと感じています。

「この子は今、発達段階的にこういうことをするのは無理なんだ」と全部諦めてしまうということではなく、「期待をかけすぎない」といういい意味での諦めは、親の心を軽くするし、子どもへの要求も高くなりすぎなくていいかなと思います。

ただ、子どものしたいことやできるようになる力を応援するというのは子育てのマインドとして大事なので、バランスというか、親である自分がきつくなりすぎない程度に「100点を求めすぎない」という意味でのいい力の抜き方というのが大事です。

私はこれからも人生は頑張らない、無理せず生きていきたい、あとは二度とうつ病にもなりたくないので、できるだけ病まないマインドでゆるく生きていきたいと改めて思いました。

うつ病の時は「自分を苦しめる認知になりやすい」とも言われていて、その1つがゼロヒャク思考です。ゼロヒャク思考とは完璧主義のようなもので「100点じゃないとそれ以外はダメ」や「その100の方がダメならもう0しかない」というように生きるか死ぬかみたいな思考になってしまいがちでした。

そうではなく中間値を探るというか、「別にこれかこれかじゃなくてその間でもいいか」というようなゆるい生き方を、これからも探していきたいですね。

<SNSでも子育てに関する情報発信をしています>
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今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。また次回の記事でお会いしましょう!

保育士/チャイルドカウンセラー

国立大学で子どもの自立支援について研究中の子育て支援保育士。九州大学教育学部卒。2019年2月に女の子、2021年11月、2023年10月に男の子を出産した3児の母。HSP(Highly Sensitive Person)の気質を持ち、人生で2度のうつ病を経験。現在はがんばりすぎるのをやめて「無理せず自分らしく」がモットー。育児のお役立ち情報やライフハック、子どもと楽しく過ごすための遊び心などを発信。

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