カネロ・アルバレスがスーパーミドル級4団体を統一!
![](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00266980/title-1636267576964.jpeg?exp=10800)
「決して楽な道程ではなかったです。サポートしてくれた方々、家族やチームのお陰で歴史的な勝利を飾ることが出来ました。今日の勝利を、皆さん---特にメキシコの人々に捧げたい。あなた方は私のチームの一員です。我々はやり遂げました!」
![(C)Ryan Hafey / Premier Boxing Champions](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00266980/image-1636267815365.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
第11ラウンド1分5秒でケイラブ・プラントをTKOで下したサウル・”カネロ”・アルバレスは、試合後のインタビューでそう語った。普段ポーカーフェイスの彼も、流石に満面の笑みを浮かべていた。
10ラウンドまでの採点は98-92、97-93、96-94と、統一戦ではあったが格の違いを見せ付けた。
![(C)Ryan Hafey / Premier Boxing Champions](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00266980/image-1636267927715.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
身長で12センチ、リーチで9センチ、相手に上回られていたWBA/WBC/WBOチャンピオンだが、巧くプラントのジャブをかい潜り、序盤から左フックをヒットしてペースを掴んでいった。
クロスレンジでの打ち合いでは、カネロの正確さが光る。21戦全勝12KOと負け知らずだったIBF王者だが、ダメージを蓄積させていく。
![(C)Ryan Hafey / Premier Boxing Champions](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00266980/image-1636268045854.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
11回、左右のボディブローでプラントの動きを止めたカネロは、左フック、右アッパー、左アッパーを放つ。プラントは堪らずプロ生活初のダウン。起き上がりはしたが、グロッキーなまま統一王者に連打されてストップ負けを喫した。
![(C)Ryan Hafey / Premier Boxing Champions](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00266980/image-1636268383218.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
カネロは、「ケイラブはいい選手です。心から尊敬していますよ。彼に能力があるからこそ、難しい相手となりました。彼が戦い続けたので、いい試合になりましたね」と語り、敗者を気遣った。
![(C)Ryan Hafey / Premier Boxing Champions](https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/t/iwiz-yn/rpr/soichihayashisr/00266980/image-1636270928943.jpeg?fill=1&fc=fff&exp=10800)
さて、何度かお伝えしているように、この歴史的一戦にカネロは<メイド・イン・ジャパン>のリングシューズで挑んだ。
ミズノ社にとっても、この舞台での金星に貢献したことが功績となるであろう。担当の方にコメントを求めると、以下の回答であった。
「4団体統一、誠におめでとうございます。偉大なチャンピオンに長きに渡り弊社のボクシングシューズを愛用頂き、大変光栄です。更なる高みを目指し益々のご活躍を祈念致します」
4団体統一スーパーミドル級タイトルマッチは、ジャパニーズ・メーカーの技術の高さも証明したのである。