【浜松】もっと評価されてもいいB級グルメ「遠州焼き」とは
静岡県には数多くの人気B級グルメが存在します。静岡の「しぞーかおでん」、富士宮の「富士宮やきそば」などです。そんな中、こちらのB級グルメは、浜松の中でも知る人ぞ知るグルメ。その名も「遠州焼き」といいます。遠州というからにはそれなりの名産がぎっしり!?と思いきや、意外な食品です。
これが浜松のB旧グルメ「遠州焼き」だ
ということで、こちらが遠州焼きです。
って……これはお好み焼きでは!?ラベルにも「遠州お好み焼」と記載されているし。しかし、そう思っているアナタは、それはまだまだ素人。
本当の「通」であれば、お好み焼きといえば「遠州焼き」。むしろ「遠州焼き」がお好み焼きであり「お好み焼き」はそれの亜種と言っても過言ではない。
とはいえ、中身は「お好み焼き」と同じ「粉もの」ですので味は全く同じです。
ただしお好み焼きには入っていない、全く想定外の食品がはいっているのです。それは……
どん!これが遠州焼きの中身です。
ってやっぱり「お好み焼き」じゃん!って思う方も多いのかもしれない。しかしもう少し良く見ていただきたい、よーく見ると黄色い物体が。
そうです、この黄色い物体こそが遠州焼きの醍醐味。
「たくあん」です。
なんと「遠州焼き」には「たくあん」がぎっしりはいっているのです。
相性はいいのか!?と思うのかもしれないのですが、ポリポリとした食感、そしてあとから来る、塩気それが遠州焼き全体を引き立てる。
さらに紅生姜が、いい感じのアクセントとなっている。
豚肉や魚介類など華やかな食材は不要。これだけで、充分すぎるほどの存在感を醸し出しているのだ。
遠州焼きのルーツは、戦後食べ物が不足していた昭和。三方原特産の大根を漬けた「たくあん」をいれたことがはじまり。駄菓子屋やお好み焼き屋などで食べられます。
ちなみに、写真では「マヨネーズ」をトッピングしてますが、これはある意味ご法度。本来ならばウスターソースもしくは醤油で食べるのが正しい。
ということで浜松に寄った際は「うなぎ」「餃子」もいいが「遠州焼き」も候補にくわえていただきたいものだ。