意外と知らない冷風扇。エアコンとの違いやメリット・デメリット
今年の夏は非常に暑い。更に夏前に電気料金が上がってしまって電気代も心配!という方も多いのではないでしょうか。
まだまだ暑さが続く8月。涼しくなるし省エネにも貢献できるかもしれないということで「冷風扇」を紹介いたします。
前々からあったジャンルの製品ですがボックス型のミニタイプからタワー側の大容量タイプまで様々な形のものがあります。キャッチコピーも「冷風」だったり「パーソナルクーラー」「ポーブルクーラー」と謳うものまであります。
私自身も使っているのですが「冷風扇」良い所も悪い所もあります。
そのポイントを抑えておかないと「思ったのと違う」という声も多く聞く製品なので今回はタンスのゲンさんで購入した「木目冷風扇 」をベースに紹介します。※木目冷風扇自体は既に売り切れ
まずは冷風扇についてですが上記の写真の通り外見はタワー型の扇風機に近い形状です。
仕組みとしては「扇風機」+「水を含んだフィルター」です。
水を含んだフィルターを通して風を飛ばします。そして水が蒸発する時の気化熱を利用して冷やします。
なので「クーラー」というより「扇風機に水気をもった風を飛ばす機能が追加されたもの」というイメージです。
付属品に関しては製品によって違いますが「木目冷風扇 」に関しては下記のとおりです。
消費電力も40-60Wと省電力です。(クーラーだとサイズによりますが400-600Wぐらいが目安)
■付属品
・本体
・リモコン
・取扱説明書
・保冷剤
重さ:6.4kg
消費電力:60W
本体下部にタンクがあるのでそこに水を入れます。(本製品だと容量3.5L)
ここに入れた水がフィルターを通して送風と混ざって出てきます。
付属品の保冷剤をタンクに入れたり、給水する水を冷水にするなどすれば更に冷却効果が高まります。
背面の水色の部分が水を吸い込ませるフィルターになっています。
簡単に外せるのでシーズンオフの時はしっかり乾かします。
検証時は外気温が25度~26度くらいでした。水を冷水にしているためフィルター部分は23度と少し冷えた状態の風を送るようになっています。
肝心の体感ですが、扇風機と冷風扇を並べて比べてみた所「ちょっと涼しい」でした。
体感的にも2度くらい涼しくなるかなというイメージです。
なのでちょっとが暑い時に使うと良いのかなと思います。
良い所、注意点
ここから冷風扇の良い所と注意点を私の主観となりますが記載していきます。
良い所
・扇風機より涼しく感じる
・省電力(消費電力40~60W)
・エアコンが苦手な人も大丈夫
ちょっと汗ばむ。ちょっとが暑いという時に我慢できる温度まで涼しくなるイメージです。
消費電力についても扇風機がベースとなっているので40-60Wと低いです。
エアコンが苦手な人は冷風扇を好んで使っているという話も聞きます。
注意点
・水の入れ替えが必要
・扇風機寄りは涼しいがクーラーでは無い
・水分を多く含む風なので湿度が上がる(冷風扇の目の前に精密機器なども良くない)
そしてここからだ大事で。まずはタンクに水を入れる手間が発生します。
更に特に気を付けた方が良いのはたまに「パーソナルクーラー、冷風」というワードで全面的に売り出している製品もあるのですが、基本は扇風機+水気のあるフィルターです。
性能的に家庭用クーラーの代替にはなりません。
30度を超えるような気温の時に使っても生ぬるい風と湿った空気が送ってこられるので効果は低くなるかもしれません。
と、いうことで「冷風扇」に関して紹介しました。
使うシーンだったり製品の特長を抑えていれば快適に使える製品となります。
サイズも今回はどちらかというと大型でしたが卓上タイプの小さいものも存在します。
人によって必要になるものが違うと思いますので気になった方は色んな製品を比べて頂ければと思います。
今回の製品ですが動画にもしています。
使い方やサイズ感なども分かりやすいと思いますのでお時間のある方は合わせてご覧頂ければと思います。(ただ、紹介した製品自体は売り切れています)