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【京都市】右京区 嵐山の”梅の名所”『清涼寺』で光源氏と阿吽像を思う

高津商会RICALIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

五台山と号する浄土宗の寺である『清涼寺』。

嵐山で梅の名所と言われている『清涼寺』さんは、とっても素敵なお寺さんです。

入ってすぐに素敵な景色に出迎えてもらえます。早咲きの梅から遅咲きの梅まであり、多宝塔とともに、煌びやかな紅梅や輝く白梅が彩ってくれてます。

ご本尊は『三国伝来釈迦像』、お釈迦さまです。『嵯峨釈迦堂:さがしゃかどう』とも呼ばれる所以です。

もとこの地には、源融(みなもとのとおる)の山荘棲霞観(せいかかん)があったが、これが後に寺となって棲霞寺と称したそうです。

源融といえば、紫式部の小説『源氏物語』の主人公である「光源氏」のモデルの1人と言われる人ですね。源氏物語の『絵合』『松風』の章では、光源氏が嵯峨の地に御堂を建立したとなっています…

所蔵の国宝に木造釈迦如来立像及び像内納入品、木造阿弥陀如来三尊像、絹本著色十六羅漢像16幅があります。(有料)

境内には、奝然上人、源融、嵯峨天皇、檀林皇后の墓などがあります。また、境外北側墓地には、遊女夕霧太夫及び十萬上人の墓があるそうですよ。

霊宝館には、阿弥陀三尊像、十大弟子像、四天王立像、文殊(もんじゅ)菩薩騎獅像、普賢菩薩騎象像、兜跋(とばつ)毘沙門天立像(いずれも重要文化財)等が安置されています。

100円お支払いして、ぐるぐると回させていただきます。世界平和を祈願しながら…

江戸時代に作られた『清凉寺』の山門は1987年(昭和62年)4月15日に京都府指定文化財となり、楼上には十六羅漢が祀られています。

立派ですね、惚れ惚れします。

両脇の赤い阿形吽形一対の金剛力士像は室町後期のものと伝えられています。

なにやら、話に聞くと太秦にある老舗会社である『高津商会』とはとってもご縁があるこの阿吽像。いつまでもお見守りいただけましたらと思います♪

 清涼寺

 〒616-8447 京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46

電 話  (075)861-0343

F A X (075)861-0310

LIFE&文化芸術☆プロデューサー/ジャーナリスト(京都市)

京都で生まれ育つ。世界各地を周遊、欧米中心に20年ほど滞在し京都に帰還。日本のコアな伝統文化や芸能、神社仏閣や裏歴史、催事らを国内外の旅サイト・雑誌・新聞で執筆。経験に基づく“陰謀説”の電子書籍出版あり。フォトジャーナリスト、写真映像家、音楽・イベントプロデューサー、特殊ツアープロデュース・ガイドから日本庭園庭師までマルチに活躍。日本映画の発祥時より美術に携わってきた”ジャパニーズハリウッド”京都太秦にある老舗『髙津商会』にて映画・美術装飾・アート&エンタメ、海外事業に携わりつつ伝統文化・芸能などに関わる史実や古美術らについて勉強中。『京愛』や『日本愛』を深め世界進出を夢見る毎日。

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