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【神戸市】桑田佳祐も立った「クラブ月世界」には昭和が生きていた! 神戸モダン建築祭では特別見学も

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桑田ファンには聖地にもなっている「クラブ月世界」

「クラブ月世界」入り口。
「クラブ月世界」入り口。

2024年6月にNHKで放送された神戸にある「クラブ月世界」での桑田佳祐ライプは大反響を呼びました。神戸の歓楽街の東門街にある「クラブ月世界」は、昭和の時代にはキャバレーとして人気を博した後、そのままの形でライブホールとして現在でも使われています。

「クラブ月世界」のステージ。
「クラブ月世界」のステージ。

その「クラブ月世界」代表の高本さんに内部を案内してもらいました。高本さん曰く「あの放送以来、桑田さんのファンにはここが聖地とも呼ばれているらしい」とのこと。それはそうでしょう。あんなに桑田佳祐に似合った会場として行われたライブは他にはそうはないかもしれません。このホールに一歩足を踏み入れた瞬間、番組で見たあのライブ風景がまざまざと蘇りました。

昭和のキャバレー時代だった館内はそのまま使われている。
昭和のキャバレー時代だった館内はそのまま使われている。

ここは昭和の古き良きナイトシーンの場が令和の時代にも生き残っている貴重な場所でもあります。しかし古い施設を保つにはそれ相当の維持費など大変な面も少なくはありません。そのことについて高本さんは「壊すのは一瞬、だけどもう一度作り直すことは不可能。ならば残そうと決めた」とコメント。歴史的価値がある建造物でも取り壊してしまうことが多い現代、後世に残す大事さについて共感できる言葉です。

特注で作ったシャンデリアも再度作ることは不可能。
特注で作ったシャンデリアも再度作ることは不可能。

「クラブ月世界」にはいまでも昭和が生き続けています。桑田佳祐がこの場所をライブ会場に選んだのもここに生き続けている昭和の息吹を感じてのことだったのかもしれません。そんな場所が神戸にあることがとてもうれしいです。
「クラブ月世界」には通常ライブなどで入場しないと入れませんが、11月に開催される「神戸モダン建築祭」では特別に見学できる日があるようです。
神戸モダン建築祭 公式サイト

クラブ月世界
神戸市中央区下山手通1-3-8月世界ビル
公式サイト

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