朗報 米Apple「iPhone 6」以降のモデルのバッテリー交換が値下げの対応
KNNポール神田です。
【追記:2017年12月29日】
米Apple社から、バッテリー交換代金のディスカウントがあるようです。
さらに、iOSの次期アップデートでバッテリーチェック機能が実装されるという朗報がありました。
iPhoneのバッテリー交換は、2018年の国内発表があるまで待つべきだろう。
https://www.apple.com/iphone-battery-and-performance/
日本での対応も、同様にあると考えておいて問題ないでしょう。
※日本でも対応するとの確認が取れました。詳細については日本の公式サイトでということです。
2018年1月以降、とりあえず、50ドル相当のバッテリーの値下げがあるのであれば、iPhone 6以降の人は、バッテリーのチェックのiOSのアップデートを待ち、バッテリーの劣化状態を見て、交換を判断すればよいでしょう。
今回は異例の、https://www.apple.com/の直下でのリリースとなった…。
米国のAppleの公式発表リリースはこちら
https://www.apple.com/newsroom/archive/
日本のAppleの公式発表ニュースはこちら
https://www.apple.com/jp/newsroom/archive/
とにかく、こういう対応を決断する早さは、日本の企業にも見習ってほしいものです。
ついに集団訴訟までといわれることだが、Apple側としてはあくまでも予期せぬシャットダウンを防ぐためのアップデートであったと推測できる。エンジニア側の論理としては正解である。しかし、バッテリの劣化なので、バッテリを交換すれば処理性能の劣化を回避できることをマーケティングの側面として告知していなかったことが最大の問題である。ユーザーとしては、バッテリの劣化の交換を疑うのではなく、速度低下などのストレスで本体自身の買い替えを試みるからだ。Appleは純正機能や、純正アプリでバッテリーのチェック機能や交換時期をユーザーに知らせる努力を怠っていたと思う。
iPhoneのバッテリーの確認方法
iPhoneの【設定】>【バッテリー】>で「使用時間」や「スタンバイ時間」は確認できるが、本質的なバッテリーの劣化状態を確認するにはサードパーティーによるアプリを使用しなければ状態はわかりにくい。
iOSアプリ
Battery Life などの使用で確認できる。
バッテリー・ライフ (Battery Life) デベロッパ:RBT Digital LLC
Appleもこのようなバッテリー確認アプリを提供すべきだろう。そしてユーザーに交換時期をサジェストするべきだ。今回の集団訴訟などの対応策としては一番理解されやすい施策だと思う。
バッテリの劣化でCPUが処理が遅くなる機種にiPhone 7に7 Plusも影響…
つまり、今後は「バッテリー劣化による速度低下」は、すべてのiPhoneシリーズに適応されると考えたほうが良いだろう。これらは、逆に消耗品であるバッテリーさえ交換すればこれらの不具合は解消されると考えられる。
iPhoneのバッテリーは、フル充電サイクルを500回繰り返した時に、本来の容量の最大80パーセントを維持できるように設計されています(iPhoneオーナーの方)。
スマートフォンを毎日使い、毎日充電するサイクルで考えると、1年と5ヶ月(500日)程度で80%を割りはじめると考えることもできる。1年半〜2年くらいでバッテリーの交換を検討することも必要だ。Appleのサイトでバッテリの交換ページを見てみよう。
iPhone のバッテリー代金は全モデル8,800円持ち込みは即日、配送修理は約一週間
バッテリー交換方法は二者択一
1.直接店舗へ、持ち込み修理
予約で即日。可能な限りその場で修理を完了
(Apple Store 直営店か Apple正規サービスプロバイダ)
※可能な限りその場で修理を完了し、お渡しいたします。ただし、修理の内容によっては Apple リペアセンターに送る場合もあります。リペアセンターでの修理には 1週間ほどかかります。
Apple Store は現在6店舗 (※渋谷店は改装中)
https://www.apple.com/jp/retail/storelist/
Apple正規サービスプロバイダ
http://iphone-trouble.biz/iphone-service-provider
※Appleのサイトでは一覧リストが存在しないため別サイトを紹介している
2.配送修理
バッテリー交換が必要と診断され、お使いの iPhone が保証対象外の場合、修理サービス料金は 8,800 円となります。
https://support.apple.com/ja-jp/iphone/repair/battery-power
iPhone 修理サービス Q&A センター
https://support.apple.com/ja-jp/iphone/repair/service
大半の方が一年間の保証期間が終了、たとえ、Appleケアにはいっていてもバッテリーの自然消耗は適用外となる。だから、近くの店舗に予約で、持ち込み修理のバッテリー交換が一番対応しやすいだろう。配送修理も選択できるが、一週間もスマートフォンが手元にないというのは現代では考えられない。
バッテリー交換が8,800円。2年使用として一日あたり12円。あと2年その端末を使うかどうかが、バッテリー交換のポイントだ。
今だにiPhone6 6s SEが現役で使えるApple製品
Appleの製品は、モデルチェンジも多いが、完成度が高く、成熟してきた市場では古い機種で十分というユーザーも非常に多い。毎年、最新モデルを求めていた筆者も iPhone 6sあたりであっさりとアップデートを辞めてしまった。サブマシンとしての、現役機種はいまだにiPhone 6である。通信キャリアの契約は辞めても、自宅のWi-Fi環境で常に充電状態で使う分にはまったく使用上の不便は感じない。
発売日は2014年9月12日(日本)で、3年をすでに経過している。下取り価格も今日でも、
MG4E2J/A (iPhone 6 128GB softbank)の場合買い取り最大で中古上限金額1万6,000円だ。じゃんぱら調べ。
一方、中古価格は2万1,000円からだ。 ヤフオクやメルカリなどで販売するとこのくらいの価格でも二次流通が可能ということになる。
また、Apple Storeでも動作が確認できると、下取りをギフト券で行っている。こちらは箱などのアクセサリーは不要で、ガラス割れ、水損、などがなければ一律同じ金額でのギフト券発行となる。
Appleの現在での下取り価格
https://www.apple.com/jp/iphone/trade-up/
郵送でもブライトスターがAppleの委託を受け取り扱っている。
こちらでは、MG4E2J/A (iPhone 6 128GB softbank)は、1万4000円で査定された。 店頭で査定の時間を待ったり、外箱やアクサリーなどの有無を考えた場合、Apple Storeなどでギフト券という対応も十分に考えられる。
いずれにしても、バッテリー交換であと2年その端末を使うか、下取りで新製品を購入するかの二者択一だ。今回の件で、iPhoneは、中古で買う場合はバッテリーの劣化具合を、検討する必要がでてきたので、中古市場にも影響を及ぼすと考えられる。やはり純正でバッテリーの劣化状況がある程度、判断できる指針は、Appleにとって早急に対応すべき事象だと思う。