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東京から2時間圏内!「昭和レトロが魅力の温泉地」5選

高橋一喜温泉ライター/編集者

歴史ある温泉地には、昭和レトロな雰囲気が残る施設や商店街をもつところが少なくない。

休日はそんな非日常の世界にどっぷりつかってみてはいかがだろうか? しかも日帰りでさくっと出かけられたら言うことない。

そこで今回は、東京から約2時間以内で到着できる昭和レトロな温泉地を5カ所紹介する。

なお、「約2時間」はあくまでも目安。出発地や乗換待ちなどの時間は厳密に考慮していないので大目に見ていただきたい。

伊東温泉(静岡県)

東京駅から特急で約105分。全国屈指の源泉湧出量を誇る東伊豆の名湯だ。源泉かけ流しの宿も多く、昔ながらの共同浴場の湯めぐりも楽しい。老舗旅館を再利用した「東海館」をはじめ文化的な観光スポットや飲食店が多いのも魅力である。駅前から延びる商店街も、昭和の雰囲気が残る店が軒を連ねており、散策するだけでも楽しい。

伊香保温泉(群馬県)

上野駅から渋川駅まで特急で約1時間半、バスに乗り換えて30分。365段の石段街に旅館や店舗が立ち並ぶ。昔ながらの射的場や昭和館の漂うスナックもあり、タイムスリップした気分にもなる。いろいろ寄り道をしながら温泉街を散策するのが楽しい。歴史ある源泉「黄金の湯」は、茶褐色の濁り湯が特徴の名湯だ。

湯宿温泉(群馬県)

練馬ICから高速を使って約110分。新潟との県境の三国峠の手前にある小さな温泉地。歓楽要素は何もなく、共同浴場や湯治宿が並ぶ静かな温泉地で、「寂れている」と受け取る人もいるかもしれないが、「鄙びている」と受け取るほうが正解。熱狂的なファンをもつ、つげ義春の『ゲンセンカン主人』の舞台となった街でもある。

熱海温泉(静岡県)

東京駅から新幹線で35分。多くの観光客が訪れる有名温泉地で再開発も進んでいるが、一方で昭和レトロな雰囲気も健在である。駅前から延びる商店街は、どこか昭和の懐かしさを感じられるスポット。また歴史的建造物のほか、昭和レトロ喫茶なども点在しているので、ふらふら街歩きをしていると時間を忘れてしまう。

下諏訪・上諏訪温泉(長野県)

新宿駅から上諏訪駅まで特急で約130分。少々時間はオーバーするが、特急を使えば乗り換えなしで到着する。諏訪湖のほとりには湖を望む宿が並ぶ「上諏訪温泉」と、昔ながらの宿場町風情を残す「下諏訪温泉」がある。源泉が豊富で、レトロな風情を残す共同浴場が多いのも魅力。パワースポットとされる神社仏閣を散策するのも楽しい。

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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