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【宮城県 松島町】薄さ約2ミリ!「こなん」のモッチリ薄皮たい焼き

Molly Chibaフリーランスライター(東松島市・松島町)

冬が近づき気温が10度を下回ると、いよいよ本格的に寒さを感じる筆者です。一方で、寒いと感じながらも地球は温暖化の影響で2021、2022年と、数年ごとに冬の気温は昔のように底冷えをする寒さとは縁遠くなってきています。
さて、そんな暖冬の真っ只中でも、どうもこの時期になると食べたくなる、恋しくなるのが「あったか粉物シリーズ」。中華まん、たこ焼き、大判焼、たい焼きなどなど、片手でひょいっと食べられて十分美味しい。そしてそれらを食べるまでも美味しい。というのは、お店から漂う美味しい香りを鼻から吸って、モクモクと湯気を上げているお店の姿を目で見て味わう美味しさ。

いいですね!

今日はその中から「たい焼き」に着目して、松島町でふらりと立ち寄れる美味しいたい焼きをご紹介します。意外と東松島市・松島町で「たい焼き」を販売しているお店は少ないので、そういう意味では貴重な1軒です。

▲ やや日焼け度合いは少なめの「色白たい焼き」
▲ やや日焼け度合いは少なめの「色白たい焼き」

ご紹介するのは宮城県松島町の磯崎(いそざき)にお店を構える「こなん」の薄皮たい焼き。
お店の場所はJR高城町駅から徒歩約10分の位置で、目印は「A&COOP松島店」と「JA 仙台松島」の建物。それらが建っている場所から道路を挟んですぐ向かい側に「こなん」はあります。

▲ 中央・尻尾と2箇所に切り込みを入れられた「たい焼き」ごめんねと思いながら、生地のもっちり具合に驚く!
▲ 中央・尻尾と2箇所に切り込みを入れられた「たい焼き」ごめんねと思いながら、生地のもっちり具合に驚く!

メニューには珍しい「冷たいたい焼き」、そして「あんこ」以外にも「クリーム」も販売しています。筆者はシンプルに温かいあんこを注文。薄皮たい焼きなので、皮の薄さとあんこの量を楽しむために、2箇所にナイフを入れました(※上記写真の位置)本来ならガブリとたい焼きを食べたいところ。
さて、早速断面図を見て見ると・・!

▲ 驚くほどの薄さ!薄い皮によって包まれていた粒あんがトロリと顔を出して思わず「ホホっ!」と喜びの声。
▲ 驚くほどの薄さ!薄い皮によって包まれていた粒あんがトロリと顔を出して思わず「ホホっ!」と喜びの声。

皮が思った以上に薄い!もちろん薄皮という名前をつけているだけに、薄いのですが期待を上回る状況に歓声を上げてしまった筆者です。約1、2ミリほどの薄さの生地の内側には、柔らかな「粒あん」が端々までたっぷりと入っています。
しかし、大抵のたい焼きは尻尾部分の生地がだんご状になっていて、中身の「あん」は無いことがほとんど。さあ、尻尾はどうなっているのかを見ると・・

▲ 拍手を贈りたいほどの感謝と有り難さ。きっちりと尻尾の角まで粒あんが行き届いている技は素晴らしい
▲ 拍手を贈りたいほどの感謝と有り難さ。きっちりと尻尾の角まで粒あんが行き届いている技は素晴らしい

綺麗に尻尾の端まで、しっかりと粒あんで埋められていました。これはお見事!
そうなると頭から尻尾の端の端まで、やっぱり美味しいんです◎
ごにゃごにゃした半生状の生地感は0%。食べる前にオーブンでちょっと焼くと、表面はパリッとした食感に早変わりします。焼かずに食べると全体的に薄皮にもかかわらず、非常にもっちりとしています。
素朴な味だけれども、たい焼きの愛くるしい姿と、寒い冬に食べる嬉しさとが相まって、とてつもない美味しさを感じる食べ物。うーん!たまに食べたくなった時には、また買いに行こうと思える近さも嬉しい。

▲ たい焼き屋「こなん」の薄皮たい焼き(粒あん)
▲ たい焼き屋「こなん」の薄皮たい焼き(粒あん)

今回ご紹介したのは、宮城県松島町の磯崎(いそざき)にお店を構える「こなん」の薄皮たい焼きでした。
冷たい風に吹かれながら、両手に抱えた温かい「たい焼き」をひょいっと一口。
ほっくりと口を開けた熱々粒あんから、白い湯気が上がる。
そんな寒い時期に恋しくなる「たい焼き」を、皆さん是非召し上がってみて下さい。

商品名:薄皮たい焼き(粒あん)
販売店:たい焼き「こなん」
住所:宮城県宮城郡松島町磯崎浜35-26
営業時間:10:00 - 16:00
定休日:火曜日

フリーランスライター(東松島市・松島町)

日本出身/日本と英国を拠点に活動。自然と動物が大好きな人間です。国内地域ニュース、日英サッカーコラム、サステナブル・ツーリズムに関する記事を執筆中。

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