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自律神経失調症を「自ら」乱す行動とは!?自己診断テストでチェックしよう!

精神科医しょう精神科医/メンタルドクター

こんにちは、精神科医しょうです。

私は普段、精神科での外来を行い、7万人以上インスタやvoicyのフォロワーさんに対しHSP気質に関する発信、書籍の出版を行っています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)

自律神経は些細なことがきっかけで乱れることがあります。

たとえば、一日の気温の変化であったり、ちょっとした不安を感じたり、普段とは違った行動を取った時にも乱れやすくなります。

自律神経が乱れると全身のだるさや頭痛、動悸、めまいなどの症状が表れやすくなり、医療機関を受診すると「自律神経失調症」と診断されてしまうかもしれません。

しかし、自律神経が乱れることは決して悪いことばかりではありません。

体が発するSOSに気付くきっかけとなるため、すぐに体を休めることで大きな病の発症を防ぐことができるかもしれません。

「最近体がダルい」「疲れているのに眠れない」「寒暖差で風邪を引きやすくなった」という方は、ぜひ今回取り上げる内容を基に自身の健康管理を今一度、見直してみましょう!

自律神経が乱れる行動を取っていないか自己診断テストをしてみましょう!

自律神経は些細なことで乱れるのは先述した通りですが、普段あなたが何気なく取っている行動が自律神経を乱し、健康を害している恐れもあります。

生活習慣や考え方を変えるだけで、今感じている不調を改善させることができるかもしれません。

自分の行動パターンを思い浮かべながら、当てはまるものがないか下記の自己診断をしてみましょう。

・何事も悲観的に考えてしまう

・昼夜逆転の生活を送っている

・偏った食生活をしている

・暇があるとスマートフォンやパソコンの画面ばかりを見ている

・休日は一日中ゴロゴロとしている

・いつも何かとストレスを抱え込んでいる

・寝る前に食事をしたり、お酒やたばこカフェインを摂取したりしている

・運動を全くしない

・入浴せず、シャワーだけで済ませることが多い

・徹夜をすることがよくある

・冷たい食べ物ばかり食べている

何個当てはまりましたか?8個以上当てはまっている場合には、自律神経を自ら乱している危険性がありますよ。

自律神経失調症を疑ったら何科を受診すれば良い?

もし下記のような症状に悩まされていたら、まずは医療機関を受診し、相談することを選択肢に入れてみましょう。

・眠れない

・食欲不振

・倦怠感が続いている

・イライラや不安を感じる

・頭痛

・動悸や息切れ

・めまいやのぼせ、立ちくらみ

・冷え症状

このような症状が表れたからといって必ずしも自律神経失調症とは限りませんが、他の病が隠れている可能性もありますので、気になる場合はすぐに医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしてくださいね。

受診する科としては、内科をはじめメンタルヘルスを専門的に扱う心療内科や精神科を選択してみると良いでしょう。

どうしても自律神経の乱れを回避できないこととは?

自律神経が乱れないよう、どれだけ最善の注意を払っていたとしても、バランスが崩れることはあるので、あまり深く考え過ぎないことも自分を守る上で大切な心がけになります。

もし自律神経が乱れてつらい思いをした時に、自己嫌悪に陥らないためにも自律神経の乱れを避けられない事柄についていくつか触れておきたいと思います。

・仕事

ある程度のプレッシャーや責任、円滑な対人関係の構築は仕事をする社会人には求められます。

そこで、ストレスが重くのしかかると自律神経のバランスが乱れ、心身の健康を害することにつながってしまいます。

仕事が忙しい、精神的にプレッシャーを感じる、どうしても苦手な人と仕事をしなければならないなどは、自分一人で解決することが困難な場合もあります。

そのような時は、一人で抱え込まず周囲に相談するなどして、体調不良につながる前に解決策を探しましょう。

・ホルモンバランスの乱れ

成長過程により体内の環境が変わることで、男女ともにホルモンバランスが乱れる時期があります。

特に女性の場合は月経周期に合わせてホルモンバランスが変動するため、体調や気分が変わりやすかったりもします。

ホルモンバランスは自分では調整することができないので、上手く付き合っていくしかありません。

・季節の変化による寒暖差

季節の変化がもたらすストレスは、心理面でも身体面でもストレスになることが多くあります。

また、自分が思っている以上に負担がかかることもあるので、服装や飲み物などで上手く調整するしか術がありません。

・旅行

非日常を経験できる旅行は良い気晴らしになる反面で、普段と違った行動や食事をとることでストレスを感じることがあります。

また、海外だと飛行機での長距離移動や時差、慣れない環境が心身に負担をかけることもあるので、注意が必要です。

旅行から帰った後は誰でも疲労を感じ、数日間はぐったりしているということもよくあります。

旅行をする時は、予定の詰め込み過ぎにはくれぐれも注意して、疲れを感じたら休息することを念頭に置いて行動するようにしましょう。

まとめ

今回は、自律神経失調症につながる行動を取っていないか?と、どれだけ頑張っても自律神経の乱れを回避できない事柄について考えてみました。

自律神経が乱れることは誰にでもあります。

不調を感じたら、放置せず早めの対策を取ることで上手く付き合っていきましょう。

私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。

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精神科医/メンタルドクター

HSP気質とメンタルヘルスについて発信している精神科医。精神科外来で診療を行い大学で研究も行っている。instagramのフォロワー7万人以上。著書:頑張り屋さんのための心が晴れる本(KADOKAWA)、新刊:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法(2023年8月16日発売)。私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?「他人の顔色ばかりみてクタクタ」「自分の意思で生きられない」「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」こんな他人軸の悩みでクタクタなあなたは、上記の私の名前をクリックして公式ブログから自分軸を目指しましょう♪

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